行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

小さな池のほとり

2015-05-21 20:00:17 | 風景
ニュータウンの高層マンションが立ち並ぶ中、
昭和の里山、谷戸の風景を残して整備された親水公園のはずれに
小さな池があります。


その池のほとり、
5月の初旬から中旬、
美しいピンク色の花が見られます。
タニウツギです。


スイカズラ科タニウツギ属、
主に日本海側の山地に自生するとありますが
この時期、中央高速道を走っていても
道沿いの山地に、このピンク色の花がよく目立ちます。


ニホンアマガエル、
そのタニウツギの葉の上から細枝にとび移りましたが
風で枝が揺れ、居心地がもう一つです。


そして、地面にとび下りたカエル君、
必死に草にしがみついていました。


すぐ下が地面と知って安心したのか、
態度がでかいといわれそうなポーズになりました。


さらに眼を横に写すと
タニウツギの木の下、
草に混じり、可憐な花がたくさん咲いていました。
野生蘭の一つ、エビネです。


そして、池の対岸にはハクセキレイさん、
水に映る自分の姿に見とれているようです。
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5月のトンボ

2015-05-20 20:00:52 | 動物
5月の中旬、
水辺の道を歩いてみると
トンボの姿がいろいろと見られるようになりました。


サナエトンボ科ヤマサナエ、
丘陵地から低山の渓流に沿って
春から初夏にかけて普通に見られる日本特産種、
ここ小さな流れを30分ほど歩いて、
数匹の写真が撮れました。


これもヤマサナエ。
胸部側面に上下がしっかりとつながった黒条2本持つ、
大きなサナエトンボです。


こちらはムギワラトンボかと
見間違ったほどの小さなサナエトンボ、
サナエトンボの中では最も小型なコサナエトンボです。
胸部側面の黒条の一本が
下から1/3ほどで途切れているのが特徴です。


ニホンカワトンボがまだいました。
美しい褐色の翅、白い縁斑、
若い雄と思われます。


シオヤトンボの雌、
ムギワラトンボ(シオカラトンボ♀)に似ていますが
腹部が太め、ずんぐりに見えます。
春、まっさきに発生するトンボです。


ムギワラトンボのようです。
シオカラトンボの雌あるいは若い雄です。
まだ発生していないと思っていましたが
図鑑によると4~11月と
長い期間にわたって発生し続けるようです。


そのシオカラトンボのようです。
早くもこんな姿を見つけました。
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レンリソウ、ノビルの花

2015-05-19 20:00:43 | 花,植物
多摩川の河原に
レンリソウ(連理草)が咲いていると聞き、
河原道を歩いて見ました(5/16)。


マメ科レンリソウ属の多年草、
スイトピーがこの仲間になるそうです。
本州、九州のやや湿った草地に生える在来の種であり、
貴重で珍しい草とのことです。
当然、はじめて見る花です。


群生地は人が踏み荒らさないように
囲われていました。
囲いの中は葉の緑に囲まれ
たくさん紫色の花が咲いていました。


コゴメバオトギリソウ、
ヨーロッパ原産の帰化植物、オトギリソウ科の多年草です。
珍しい植物といわれた時期もあったようですが
近年、生息範囲を急速に広げており、
7月ごろになると河原のあちらこちらで眼にすることができます。


ネギ科ノビルの花(蕾)です。
春、地下に球状の鱗茎ができ、
茹でて味噌をつけて食べるとけっこういけます。
5月、葉が枯れると同時に茎を伸ばし、
茎頂にネギ坊主のような球状物がつきます。
その皮が向けるとたくさんの茶色の凸凹、
ムカゴが姿を現します。



地下茎とこのムカゴで繁殖できるので
花をつける必要性はあまりなく、
ムカゴのままで終わる個体が多いのですが
中に、そのムカゴから花茎を伸ばし、
白色のかわいい花をたくさん咲かせる個体があります。
ナナホシテントウムシがとまったこのノビルも
蕾が見られます。


ギシギシの花茎にとまった小鳥を見つけました。
モズの雄です。
モズは夏になると山で生活すると聞きますが
河原にまだいるようです。





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アオスジアゲハとセンダンの花

2015-05-18 20:00:16 | 動物
公園を散歩、
アオスジアゲハが咲き始めのセンダンにきていました(5/14)。


最初は1頭、そこに2頭、3頭と集まり、
そのうち、3頭で絡みあいながら、
青い空を飛び始めました。
いそいで望遠ズームにレンズを換え、
シャッターを何枚かきった中の一枚です。


咲き終わったツツジの上を
3頭が絡みあいながらゆっくりと低空飛行。


よく見ると翅も傷んでいます。
羽化して間もない個体ではなさそうです。
雌1頭に雄2頭?、3頭による求愛行動でしょうか。


薄紫色の小花一つ一つはきれいなのですが
花序全体はなかなかうまく撮れないセンダンの花です。
香りもよいと見え、
小さな虫たちが集まってきています。


アオスジアゲハはセンダンの花が好物のようです。
センダンの花も蝶を入れるとボイントが定まります。




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我が家の庭から

2015-05-17 20:00:05 | 花,植物
5月14日、
庭の富有柿そして姫柚子が時を同じくして、
花をつけていました。そして-------


毎年、たくさんの実をつける姫柚子に
今年も純白のたくさんの花が咲いています。
柚子と形はほぼ同じですが、花も小型です。


こちらも毎年たくさんの実をつけ、
視覚と味覚を満足させてくれている富有柿、
よく見ると、花が咲いています。
実のわりには小さく地味な花です。


ミヤコワスレ、
キンモクセイの下、
木陰の中にこれも毎年、
ほどよい紫色の花を咲かせます。


イタリアンパセリ、
いかにもセリ科を思わせる花です。
数年前、種をまいたのがいまだに育っています。
香りがよく、ちょっとサラダに加えるなど、
重宝しています。


玄関前の敷石に咲いた小さな花、
よく見るとナガミヒナゲシです。
普通のナガミヒナゲシに比べると
1/10以下のサイズです。
花弁間に隙間があるなど花の姿も異なります。
しかし、よくもこんなところに芽を出し、花を咲かせたものです。


5月の最初、
自宅前のツツジの植え込みに
花をつけていた正常のナガミヒナゲシを真上から写したものです。
同じく4弁花ですが上のものとは大きさだけでなく、
花の様子がかなり違ことがわかります。






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スイカズラ、テイカカズラ、ホオノキの花

2015-05-16 20:00:35 | 花,植物
よい香りのする花3つ、
いずれも5月12日、
夜中に季節はずれの台風が通り過ぎた日の昼のものです。


スイカズラ科スイカズラ属スイカズラ、
山野に自生するつる性の樹木になります。
咲きたての花は白(銀)色、
時間が経つと黄(金)色に変わり、
金銀花の別名を持ちます。


先端が裂け、雄蕊、雌蕊が
大きく飛びだしている花の形がユニークです。
裂けた上弁に目鼻を描いてみたくなります。


キョウチクトウ科テイカカズラ属テイカカズラ、
こちらもつる性の樹木、
山野に自生していますが、
古くから庭木や垣根などに持ちいられています。


この花も咲きたては白色ですが
やがて淡黄色に黄ばんできます。


モクレン科モクレン属ホオノキ、
棒葉味噌、棒葉包みなどに使われる葉も大きいのですが
花も大きなホオノキです。
上向きに開くその花からは甘い芳香がします。


大木となるホオノキですが
写真はまだ成長過程の木、
それでも花が一つだけついていました。
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ジャコウアゲハの産卵

2015-05-15 20:00:02 | 動物
5月初旬というのに
ジャコウアゲハが早くも産卵、
ウマノスズクサの葉の裏に
きれいに並べて卵を産みつけます。


ジャコウアゲハ♀が草の上を
ふわふわと飛んでいました。
ウマノスズクサを探しているようです。


ウマノスズクサにとまり、
産卵をし始めました。
よく見ると、尻尾の先に紅色の卵が一つ見えます。

ジャコウアゲハ♀は特殊な能力を持ち、
たくさんの草の中からウマノスズクサを探し出し、
その葉の裏に卵を産みます。


卵が二つ確認できます。

なぜウマノスズクサかというと、
この草には毒性物質があり、
幼虫がこの草を食草とすることにより、
体内に毒物を貯めこみます。
そして、この毒物を体内に保持したまま成蝶となります。
それを知った天敵は2度とジャコウアゲハを捕食しなくなります。


場所をちょっと移動して写してみたこの写真、
卵が3つ並んでいるのがはっきりとわかります。
尻尾には4つ目の卵が見られます。
それにしても、そう多い草とはいえないウマノスズクサを探し出し、
その葉の裏にきれいに、等間隔に卵を並べることに感心します。
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マユミ、ツリバナ、ニシキギの花

2015-05-14 20:00:21 | 花,植物
マユミ、ツリバナ、ニシキギ、コマユミ、
いずれもニシキギ科ニシキギ属の落葉低木です。


5月の連休も終わり、
マユミの木に小さな緑白色の花が
木を覆うように咲きます。


昨年たくさんの果実ができたマユミ、
マクロレンズで近づいて花を写してみました。


花は4弁花に4本の雄蕊、
そして真ん中に雄蕊より長い雌蕊が1本、
しかし、中に雌蕊が短く、
退化している花が認められます。
雌株ですが、実にならない花もつけるようです。


こちらは雄株、
4弁花、4本の雄蕊は同じですが、
どの花も雌蕊が雄蕊より短いのがわかります。


これは雌株でしょうか、
長い雌蕊が確認できます。


ツリバナ、
名前のように枝から吊り下げられるように
花がついています。
こちらは5弁花、マユミと同じく
秋には紅い果実ができます。


マユミより少し早く咲いていたコマユミ。


ニシキギ。
コマユミと花も葉も花の時期もほとんど同じですが
ニシキギは枝にコルク質の翼を持ちます。

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ニワゼキショウ、アカバナユウゲショウ

2015-05-13 20:00:07 | 花,植物
海外から持ち込まれ栽培されていたものが
野に逸出し、雑草図鑑にも乗る
ニワゼキショウとアカバナユウゲショウ、
いずれも小さな美しい花です。


ニワゼキショウ(紅色)。
北アメリカ原産のアヤメ科の多年草、
5~6月、日本各地の日当たりのよい芝生や道ばたなどに、
多くは群生して、小さな花を咲かせます。


ニワゼキショウ(白色)。
花は一日で萎み、次々と咲いていきます。
果実は直径約3mmの球形、熟すと下向きになり、
裂けて種を散らします。


ニワゼキショウ(白色)。
花の中心部は内側、外側ともに
紫と黄色の配色、
いずれもきれいな模様です。


オオニワゼキショウ。
ニワゼキショウの白色とよく似ていますが
こうして並べてみると花弁の色に青みがあるのがわかります。
オオニワゼキショウの名がありますが
草丈はやや高いものの、花はやや小さいのです。、


これもオオニワゼキショウ。
中心部の紫色も
ニワゼキショウに比べると面積が少めです。


アカバナユウゲショウ。
アカバナ科の多年草、
ゴールデンウイークが終わるころから夏の終わりまで、
野にピンク色の花を咲かせます。
ユウゲショウの名ですが、
昼前から花が開いていました。
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野の白い小さな花

2015-05-12 20:00:19 | 花,植物
4月下旬から5月上旬、
散歩の野に見つけた小さな花を集めて見ました。


ウシハコベ、
ナデシコ科ハコベ属の越年草、
ハコベやミドリハコベに比べ若干花弁が大きく、
雄蕊が10本に花柱が5本あります。


花時期から考えて、
ヤブジラミてはなくオヤブジラミでしょうか、
野原や道端などによく見られるよく似た草です。
ものの本ではオヤブが5~6月、ヤブが6~7月と花期が記されています。
両者ともシソ科ヤブジラミ属、
果実が虱(しらみ)に似ているのでこの名かつけられたそうです。

写真の花についている赤い物体はタカラダニ、
シラミの名にダニ、
体が痒くなりそうです。


シソ科ヤブニンジン属ヤブニンジン。
葉の形や白い小さな花、
ヤブジラミに似ていますが
花の形が違います。


スミレ科ツボスミレ、
白い小さな遅咲きのスミレ、
ニョイスミレとも呼ばれます。


タチツボスミレと同じく有茎種、
茎が長く伸び花がつきます。


多摩川の河原に白い小さな花が群生していました。
スイカズラ科ノヂシャ、
ヨーロッパ原産の一年草です。


江戸時代に持ち込まれ、
長崎で栽培されていたものが野生化し、
全国に広がったといわれています。
ヨ-ロッパではサラダの材料として良く知られた植物だそうです。

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