行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

レンリソウ、ノビルの花

2015-05-19 20:00:43 | 花,植物
多摩川の河原に
レンリソウ(連理草)が咲いていると聞き、
河原道を歩いて見ました(5/16)。


マメ科レンリソウ属の多年草、
スイトピーがこの仲間になるそうです。
本州、九州のやや湿った草地に生える在来の種であり、
貴重で珍しい草とのことです。
当然、はじめて見る花です。


群生地は人が踏み荒らさないように
囲われていました。
囲いの中は葉の緑に囲まれ
たくさん紫色の花が咲いていました。


コゴメバオトギリソウ、
ヨーロッパ原産の帰化植物、オトギリソウ科の多年草です。
珍しい植物といわれた時期もあったようですが
近年、生息範囲を急速に広げており、
7月ごろになると河原のあちらこちらで眼にすることができます。


ネギ科ノビルの花(蕾)です。
春、地下に球状の鱗茎ができ、
茹でて味噌をつけて食べるとけっこういけます。
5月、葉が枯れると同時に茎を伸ばし、
茎頂にネギ坊主のような球状物がつきます。
その皮が向けるとたくさんの茶色の凸凹、
ムカゴが姿を現します。



地下茎とこのムカゴで繁殖できるので
花をつける必要性はあまりなく、
ムカゴのままで終わる個体が多いのですが
中に、そのムカゴから花茎を伸ばし、
白色のかわいい花をたくさん咲かせる個体があります。
ナナホシテントウムシがとまったこのノビルも
蕾が見られます。


ギシギシの花茎にとまった小鳥を見つけました。
モズの雄です。
モズは夏になると山で生活すると聞きますが
河原にまだいるようです。





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