ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)、
やっと見つけました(9/2)。
開発などが進み、
こんな野の花もだんだんと少なくなっているようです。
ナス科ナス属の蔓性の多年草、
夏も終わるころ、林縁の樹木などに絡みつき
大きく反り返った小さな白い5弁花を咲かせます。
反り返る花弁の基部に環状に並ぶ緑色の斑紋が
印象的でどこか魅かれるヒヨドリジョウゴの花です。
早い花のものに果実ができていました。
秋も深まると真っ赤な果実になります。
ヒヨドリがこの実を好んで食べ、
酔っぱらったように実が赤くなる(上戸)ところから
この名がついたという説がありますが
ヒヨドリが好んでこの実を食べることはないようです。
ヒヨドリジョウゴの直ぐ近くの草原に咲いていた
よく似た形の花をつけるイヌホウズキです。
写真では花が大きく見えますが
ヒヨドリジョウゴに比べても花は少し小さく、
緑色の斑紋もありません。
イヌホウズキの花と葉と果実、
今は青い果実、やがて熟して黒色になります。