行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

チューリップの花芯、蕊

2014-04-20 20:00:33 | 花,植物
春爛漫、
チューリップが色とりどりの花を咲かせています。
外から見るチューリップもきれいですが
花の中もまた美しいのです。
身近に咲いていた各色のチューリップの花芯や蕊を
マクロレンズで覗いて見ました。


真っ赤な花ですが
花芯がこげ茶色です。


薄い赤色の花、
花芯の黄色が輝いて見えます。


薄い赤色に薄く白色が混じる花、
上2つと花芯の色も雄蕊の形が違います。


昨年の球根でも立派な花を咲かせている黄色の花、
一番上の赤と同じく花芯がこげ茶色、
雄蕊も同じ形のようです。


野の隅に見つけた黄色と紅色の混色花、
花芯が黄色とこげ茶色です。


白い花、
花芯は黄色のグラテーションです。
今までの花は雌蕊が黄色ですが
これは薄緑色です。


紫に白の混じる花です。
雌蕊の形が少し変わっています。


最後にピンク色の花、
雄蕊、雌蕊が黄色、花芯が白色です。
その雄蕊に小さな蜂が来ていました。

こうしてみるとチューリップ、
どの花にも雄蕊、雌蕊があり、
虫が十分に受粉してくれる構造になっています。
したがって、当然、種ができるはずです。
しかし、その種から花が咲くまで5年ほどかかるので、
なかなか種から花を咲かすことのないチューリップです。



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立川駅前、アート

2014-04-19 20:00:32 | 風景
4月10日、
立川に世界最大の家具販売店イケアが開店しました。
東京では初めての店舗になるそうです。
当日、荷物持ちとして、
その開店セールに行くことになりました。
立川に電車で来て、駅前を歩くのは久しぶりになります。
駅前は発展し、ビルが立ち並び、
10年前とはずいぶん変わっています。


駅前を少し歩くと、
ビルの谷間に紅いハナミズキがもう花を開いていました。
そして、その向こうには鮮やかな衣装をまとった
アフリカの人達がハナミズキを
眺めるようにこちらを見ています。


下へ降りてみると
アフリカ人の像が十数体並んでいます。
どれも精巧につくられ、
本物の人間のようです。


イケアの方向に少し歩くと
ビルの前に山高帽をかぶった
こんな巨人が立っていました。
なぜか帽子の上には鳩がとまっています。


この影を見せるためここに置いたと思われます。
影の方がはるかにリアルです。
帽子に鳩をのせたおじさんがビルに描かれています。

立川には「街全体が美術館」構想があり、
駅前にはこんなアートがたくさん並んでいました。
駅からイケアまでは少し距離がありますが
陽気のいい日はこんなアートを眺めながら
ゆっくり歩くのがおすすめです。
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イチリンソウ

2014-04-18 20:00:40 | 花,植物
里山の景色を残す上谷戸地区の空地、
ハコベやスミレなどに混じり、
イチリンソウ(一輪草)が10輪ほど咲いていました(4/12)。
この地区も開発が進み、
すぐ隣では住宅建設が進められていました。
来年はこのイチリンソウも見られなくなるかも知れません。



ニリンソウと一緒によく取り上げられる
イチリンソウ(一輪草)、
一茎に一輪の花を咲かせるので一輪草です。


イチリンソウもニリンソウもキンポウゲ科の山野草、
アネモネの仲間になります。
そして、春に顔を出し、夏前には地上から姿を消す
スプリング・エフェメラルの一つです。


ニリンソウも最初のころは一茎に花が一つ、
花もよく似ていて見分け方に困りますが
花の大きさが違います。
ニリンソウは直径2cmほど、
イチリンソウは4~5cmほどあります。
また葉も羽状に深く裂け、裂け方がニリンソウとは違います。


花弁の裏側はうっすらとピンク色、
可憐な中に色気があります。


おまけにクサイチゴの花、
一輪だけポツンとあったこの花、
イチリンソウに少し似ているように思います。


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ニリンソウ

2014-04-17 20:00:59 | 花,植物
4月の初旬、近くの里山地区を歩いてみると、
ニリンソウ(二輪草)の可憐な花に出会います。


ニリンソウの蕾、
蕾の外側は紅白のツートン、
形は小さな蓮の花のようです。


わずかに開き出しました。
白地にうっすらと紅色がきれいです(4/7)。


別な場所のニリンソウ、
こちらは完全に開花しているものもあります。
花が二輪ありますが、
ニリンソウの名の由来となるペアーの花ではありません。
一つの茎に花が二輪咲くのでニリンソウですが
二輪目はけっこう遅れて咲くのです。


一週間後、14日のニリンソウです。
この一週間でたくさんの花が咲きました。
ニリンソウの名の由来である
二輪目の花が一輪目の花の下に控えめに咲き始めています。


この花、三輪目の蕾が見られます。
ニリンソウといっても一輪しか咲かないものもあり、
三輪も咲かすものもあるようです。


すっかり咲いたニリンソウの小さな花をマクロレンズで撮って見ました。
雄蕊、雌蕊か美しく咲いています。
花びらから紅色がなくなり、真っ白とです。


花びらにピントをあわせて見ました。
柔らかい絹のような質感です。
(上2枚、下2枚がタムロン180mmマクロ、
真ん中3枚は望遠ズームです。いずれも手持ち撮影)
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ヤマエンゴサク

2014-04-16 20:00:40 | 花,植物
城山公園の野草エリアに薄紫色の
小さな変わった形の花が咲いていました(4/7)。
エンゴサク(延胡索)の一つ、ヤマエンゴサクです。


ヤマエンゴサクはケマンソウ科の
山野の林縁部などに生える山野草、
よく見られるムラサキケマンの仲間になります。


春先に葉を出し、花を咲かせ、
林間の落葉樹の若葉が茂るころになると
地上部は姿を消します。
カタクリと同じスプリングエフェメラルの一つです。


たくさんの花がかたまって咲いていました。
春の妖精としてはこんなにかたまってあるより、
2,3輪で咲いていた方が似合います。


花もかわいいのですが
丸い小さな葉の色と形が春を感じさせます。


横から写した花、
吊り輪競技で足をピンと伸ばした体操選手のように見えます。
また、海の妖精クリオネのようでにも見えます。




花色は咲いてからの時間によるのか、
それとも個体差なのか、
薄い赤紫から青い薄紫と幅があるようです。






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梨の花、白桃の花

2014-04-15 20:00:02 | 花,植物
4月7日、稲城三沢川沿いの道には
散る桜がうっすらと雪のように積もっていました。
そして川沿いに並ぶ梨畑では
梨のは花が咲きはじめていました。
そうです。稲城は梨の里、市のゆるキャラは
いなしっーではなく「稲城なしのすけ」なのです。



一部の梨畑では
早くも受粉作業が行われています。
受粉の時期は短く、家族総出の作業のようです。


鳥害から梨を守るためでしょうか、
青い網で周囲を取り囲まれている梨畑なのです。
したがって梨の花を撮るには
網の隙間にレンズを入れたり、
網からはみ出ているものを撮ることになります。


八重咲きの梨の花です。
咲きたての花びらはまさしく純白、
とても美しく、柔らかい布地のような質感です。


こちらは一重の花、
梨の花にも八重と一重があるようです。
そして八重も一重も
咲きたての花の雄蕊の先は淡いピンク色、
白い花と相まってきれいです。


梨畑の横の桃畑、
そこの白桃の花も満開となっていました。


枝にはびっしりと花が付いています。
花はピンク色、たくさんの雄蕊は鮮やかな紅色、
とても派手な花です。


梨畑の横、
街路樹の花梨(カリン)にも花が咲いていました。
梨、桃、花梨、いずれもバラ科の果実の木、
一番小さな花の花梨が、一番大きな果実となります。



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ヒバリとタヒバリ

2014-04-14 20:00:28 | 

春になると、ピーチクパーチクと囀り、
草野から大空高くに舞い上がることから、
春を告げる小鳥ともいわれるヒバリです。


しかし、自宅近くに広い野原が少なくなったせいか
最近はそんなヒバリの姿をとんと見ません。


写真は2月の19日、
まだ緑のない多摩川河原の草原に
餌を探すヒバリです。
この時期でしたので、最初はヒバリと判らずに
タヒバリかホオアカと思いました。


19日、ところどころにまだあの大雪の痕跡が残っていました。
このように冠羽を立てるのもヒバリがよく見せる姿なのです。


同日、水辺に探してみたタヒバリです。
この鳥、ヒバリの名がありますが
ヒバリ科ではなく、セキレイ科なのです。


こうして、比較してみると
ヒバリとは毛色も羽模様もかなり違います。
近くで見れば今後は間違わないはずです。


これも2月19日、
ほぼ同じ場所、多摩川の草原で餌を探す
ホオジロ科のホオアカです。
比較してみればヒバリとはかなり違うのがわかります。
しかし、ホオアカと同じく、
ヒバリにも少し頬に赤みが見られるのです。





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ホオジロとカシラダカ

2014-04-13 20:00:10 | 
多分、今は山に戻ったり、
北の国に帰ってしまったと思われるホオジロとカシラダカ、
2月下旬から3月の中ごろまでは
散歩中、運が良ければ時々出会えました。
少し前の写真になりますが
ホオジロ科の2種、よく似た姿のホオジロとカシラダカです。


3月中旬の好天日、
里の野柿にとまったホオジロです。
枝影が体に入ってしまいましたが
しっかりピントが合いました。


雌雄のカップルでいたのですが、
雌は枝の陰になり、うまく写りませんでした。
これは過眼線が黒色、雄です。




2月下旬、多摩川河原にて、
灌木の枯れ枝にとまったホオジロ、
2羽とも雌です。


3月中旬、
鶴川街道に面した空地の枯草に一羽でいました。
スズメかなと思い近づいてみると、
カシラダカです。
運よく、近くまで寄って撮れました。




2月中下旬、多摩川河原にて、
枯草にとまるカシラダカです。、
カシラダカは雌雄同色、外見での判別は難しいようです。


木にとまったカシラダカ、
名前の由来のように、冠毛が立ち、
頭が高く見えます。
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カワラヒワとオオカワラヒワそしてシメ

2014-04-12 20:00:40 | 
久しぶりの野鳥になります。

カワラヒワには亜種として
カワラヒワとオオカワラヒワがあるそうです。
3月、撮る機会が多かったカワラヒワ、
両者を識別してみました。




三沢川沿いの開花がまぢかの桜の木で
美しい声をあげていた雀ほどの小鳥、
これはカワラヒワの群れだったようです。


後姿でよくわかる風切り羽、
その先端に白が多いのがオオカワラヒワ、
少ないのがカワラヒワ、
それが両者の見分け方になるそうです。


上谷戸親水公園での後姿、
風切り羽の白の少なく
これもカワラヒワと思われます。




中央公園の林間に数羽で群れていたカワラヒワ、
後姿が撮れたものを載せます。
上のカワラヒワに比べ、風切り羽の白が多く目立ちます。
こちらはオオカワラヒワのようです。


3月28日、中央公園で久しぶりに見たシメ、
しっかり撮れたので追加します。


シメもカワラヒワもアトリ科の小鳥、
嘴の形がよく似ていますね。
このシメの嘴、冬は肉色ですが、
夏になると鉛色に変わります。
写真よく見ると、嘴の色が少し変化しはじめているように思えます。

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冬眠から覚めたキタテハ

2014-04-11 20:00:15 | 昆虫
暖かい日となった3月31日、
野を歩くとキタテハが飛びまわっていました。


成虫で冬を越すキタテハ、
冬眠から目覚めたようです。
おりから花開いたキブシにとまっていました。


よく見ると、
花のなかに口吻を突き刺し、
蜜を吸っているようです。
キブシにとまり蜜を吸う蝶、珍しいように思います。


どこからか飛んできて、
笹の葉にとまった蝶、
表を見せないのでよくわかりませんが
多分キタテハです。
体毛がびっしりと生え、貫禄を感じます。


公園の生垣にとまったキタテハ、
秋から冬を越し春までと長い間生きてきた蝶らしく、
翅がだいぶ傷んでいます。


こちらは地の落ち葉にとまったキタテハ、
冬を越した割には翅の傷みがすくなくきれいです。


翅色は濃いオレンジ色、秋型のキタテハです。
これら冬を越した春のキタテハから
やがて夏型のキタテハが生まれてきます。




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