4月の中頃、低山や公園の林間などに
枝いっぱいの花に
重たそうに枝を垂れ下げているヤマブキ(山吹)です。
桜とはまた異なり、
ひそかに山の春を知らせてくれます。
新緑の中に黄色がよく映えます。
山吹色の語源になっている黄色の花です。
バラ科ヤマブキ属の落葉低木、
ヤマブキ属は一属一種、このヤマブキだけです。
咲きたての花はこのように鮮やかな山吹色ですが
時間がたつと少しづつ色が褪せてきて、白ぽくなります。
咲きたての花のアップに撮ってみました。
5弁の花びら、蕊がきれいです。
昭和記念公園の林間に咲いていたヤマブキソウ(4/17)、
花がヤマブキに似ているのでこの名があります。
こちらはバラ科ではなく、ケシ科植物、
花も4弁ですが、アップにしたヤマブキの花にやはり似ています。
ヤマブキに10日ほど遅れて
花をポツリポツリと咲かせるシロヤマブキです。
花びらは4弁、その花びらの白さと濃い緑の葉がきれいです。
バラ科シロヤマブキ属、
ヤマブキの白花ではなく別の種類の花です。