少し前、お彼岸の頃です。
南山を歩いてみると、
山道横の林間にトサミズキ(土佐水木)が
木いっぱいの花をつけていました。
こんな立派なトサミズキは珍しいように思います。
ミスキの名がありますがマンサク科の低木、
黄緑色の7~8の花房からなる長い花が
枝にほぼ等間隔にぶら下がるように咲きます。
そして、花を下からのぞくと紅い蕊が見えます。
土佐(高知県)に自生しているものが
多く見られたのでこの名があるそうです。
同じくお彼岸の頃の咲き始めのヒュウガミズキです。
花が咲きだすと気が付きますが
公園などの生垣や境を仕切る低木としてよく見られます。
こちらもマンサク科ですが
ヒュウガの名は日向(宮崎県)とは関係がないようです。
3月下旬、花開いたヒュウガミズキ、
色も花の形もトサミズキによく似ています。
背景は濃いピンク色の桜、
黄色の世界にピンク色を加えてみました。
トサミズキとの違いは花房が2,3房と短く
花が小ぶりです。
また花を下からのぞくと蕊が黄色です。