紫の苑

春の野にムラサキハナナの紫が
キラキラと輝やいています。


アブラナ科の一年草、
4弁の花びらが十字架のように並びます。
もともとは園芸植物と思われますが
今や野に散出し、あちらこちらに群生して見られます。


オオアラセイトウ、ショカッサイ、ハナダイコンと
いろいろな名がつけられています。


そんな紫の苑に蜜蜂が蜜を求めてやってきました。


羽ばたきしながら、
口吻を出して蜜を吸う準備です。
後脚には大きな花粉だんごが見られます。


口吻を花芯に入れ、蜜を吸っています。


吸われた蜜は体内の蜜胃に貯められ、
巣に運ばれ、ブドウ糖と果糖に変換され蜂蜜となります。
花粉は蜂の保存食、
花粉だんごにしてこれも巣に運ばれます。