行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ナツアカネ

2017-10-27 20:00:35 | 昆虫
稲刈りのほぼ終わった谷戸の草原に
アカトンボが数匹、飛んだり、とまったりしていました(10/12)。
ナツアカネのようです。


ナツアカネ。
成熟した雄が草の枯れ茎にとまり、
時々、軽く飛び立ち、また同じ場所に戻ってきます。
それを予想して、すぐ近くで撮ることができました。


冬芽のできた柿の枝にもナツアカネ雄。
雄は成熟すると
頭部を含め全身が赤くなります。


アキアカネが山から戻り平地に増えてくると
紛れてしまい、探すのがなかなか難しいナツアカネですが
ここの谷戸では、今年は10月半ばになってもアキアカネの姿があまりなく、
ナツアカネがよく目につきました。


6月ごろに発生して、
平地から山地の林縁などに過ごします。
アキアカネのように夏の間は
涼しい山地に移動して生活するということはないようです。


ナツアカネの雌。
雄は成熟すると全身が赤くなるので、
頭部が赤くならないアキアカネとの区別は容易ですが
雌はナツアカネとアキアカネよく似ています。
見分け方は胸の側面の黒条、
3本ある黒条の真ん中の先が尖っていればアキアカネ、
平らに切れていればナツアカネです。


3本ある胸の黒条の真ん中が平らに切れています。
これもナツアカネの雌。
産卵が近いのでしょうか、
腹部がずいぶん膨れています。


最後にアキアカネの雌、
胸の3本の黒条の真ん中が尖っています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« テングチョウ、ルリタテハ、... | トップ | 雨の昭和記念公園秋景色 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

昆虫」カテゴリの最新記事