行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

オカトラノオそしてクサレダマ

2019-07-25 20:00:27 | 花,植物
6月下旬、野のところどころに、
オカトラノオが尾の付け根から先に向かって白い花を咲かせます。
そして、少し遅れて、湿地にクサレダマの黄色の花。
知りませんでしたが、
両者ともサクラソウ科オカトラノオ属の多年草なのです。


サクラソウ科オカトラノオ。
全国の日当たりのよい草地などにに生える多年草、
早いものは6月初旬から咲き始めます。
茎の先に10〜30cmの総状花序を出し、白い小さな花を多数つけます。
その長い花序が虎の尾に似て、丘地に見られるので「丘虎の尾」です。


花冠は直径約1cmで深く5裂します。
葉は互生し、長楕円形または狭卵形で、先端が尖ります。


地下茎をのばしてふえ、
しばしば、群生して見られます。
白い虎の尾が同じ方向に向いて一斉に咲く姿は絵になります。


池の縁に小さく咲いていた白い花、
同じオカトラノオ属のヌマトラノオです。
茎の先に直立した総状花序を小さな白い花を密につけます。


7月初旬、
小雨降る長池公園の湿地によく目立つ黄色の花が咲いていました。
オカトラノオ属クサレダマ、
昔は多摩丘陵でもよく見られたという湿地に生える大形の多年草です。


クサレダマ、
腐れ玉ではなく、草連球、
マメ科の熱帯植物レダマに似ており、草であるところからの名です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする