行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アケビ、ミツバアケビの花

2017-04-13 20:00:08 | 花,植物
山野の道に
アケビとミツバアケビの花を見つけました。
両者とも甘い果実をつける山野の果樹、
秋の果実はなかなか見ませんが、
春の花はときどき見かけます。


アケビ科アケビ(木通)、
雌雄同株で雌雄異花の蔓性落葉低木です。
そのアケビの花、
右に一つある大きめの花が雌花、左が雄花です。


雄花、
3枚の花弁状の萼片、
その中央部に6本の雄しべがミカンの房状についています。
観賞に耐えうる美しさです。


雌花は雄花の手前から長い柄をだして
先端に花をつけます。
雌花には円柱形の雌しべが3〜9個つきます。
写真の花は5個ついているます。


まだ咲きたて、
ミツバアケビの雌花、形はアケビの雌花と同じようですが
色は濃い赤褐色に見えます。
小葉が5枚つくのがアケビ、3枚がミツバアケビです。


雄花も雌花と同じよう赤褐色、
反り返った花弁状の3枚の萼片は長さ2mmほど、
アケビに比べて小さな雄花です。
中央に6本の雄しべがミカンの房状につくのはアケビと同じです。


新葉のわきから総状花序を伸ばし、
花序の先端に十数個の雄花がつき、
基部には雄花より大きな雌花が1 - 3個つきます。[
アケビの仲間は自家不結実性のため、
結実するためには違う個体が必要とのこと。
異品種であればより結実しやすくなるようです。

コメント
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