行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アブラチャン、クロモジの花

2017-04-04 20:00:39 | 花,植物
そろそろ花がと思い
アブラチャンとクロモジの樹を見に行って見ました(3/30)。


アブラチャン、
クスノキ科クロモジ属の落葉低木、
春、木々の葉があまり芽吹いていない森の中などに、
葉に先立って黄色の花を枝いっぱいにつけます。
尖っている緑の芽は葉芽、
これから芽吹きます。


アブラチャンは雌雄異株、
この花、透きとおるような黄色の6枚の花びらの中に
9個の雄しべが見られます。
雄株の雄花です。


こちらは雌株の雌花、
6枚の花びらは雄花と変わりありませんが
葯の無い退化した雄しべに、
球形の子房と雌しべが確認できます。
雄株と同じ場所ですが、
開花が少し遅れるのか花が少しだけ咲いていました。


クロモジ、
こちらも雌雄異株、
クスノキ科クロモジ属の落葉低木です。
葉の展開とほぼ同時に開花します。
花色はアブラチャンに比べて緑色が強く感じられます。



花をアップにしてみると、
6枚の薄黄緑色の花びらに囲まれて葯のついた雄しべ、
その中心に退化した小さな雌しべが見られます。
雄株、雄花です。


まだ咲いていないクロモジの木。
丸いのが花芽、尖っているのが葉芽です。
上のものと同日、ほぼ同じ場所での撮影です。
一般に雄花の方が早く開花するとのことなので
これは雌花かもしれません。
コメント
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