行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

フランス、スイス、ドイツの旅14(ヴィース教会、ディンケルスビュール)

2014-06-24 20:00:44 | 旅行記
昼飯後、ノイシュバンシュタイン城を後に
ロマンティック街道を北上、
この日の最終地、ローデンブルクまで向かいます。
途中、世界遺産となっているヴィース教会
そして15世紀に建造され中世の街並みが今も残る
ディンケルスビュールの街を訪れる予定になっています。


ヴィース教会は小さな村の教会、
いかにも田舎、こんな草原の中に
世界遺産がポツンと存在しています。


教会の横では馬や牛がのんびりと草を食んでいました。
ドイツの田舎風景です。


牛も馬も日本のものに比べると小型で毛色が違うように思います。
草原にはキンポウゲの黄色の花が一面に咲いています。


正面から見たヴィース教会です。
入口に多少の人がいますが、
他の観光地に比べて人がほとんど見られません。
白亜の建物も外観は普通の村の教会です。


天井を含め教会内部の装飾、彫刻が素晴らしく、
ロココ様式の最高傑作といわれています。
そのすばらしさに圧倒されます。
団体観光者の写真撮影は禁止とのことですが、
個人で訪れた人たちでしょうか、
何人も写真を撮っていましたので、
1枚だけシャッターを切らせてもらいました。


ヴィース教会の草原に見つけた青い花、
日本のオオイヌフグリより深い青ですが
オオイヌフグリの仲間と思われます。
オオイヌフグリとありがたくない日本名がつけられていますが、
ヨーロッパ原産の植物、英名はベロニカです。
ベロニカはキリスト教に由来する聖女の名、
教会に関係ある美しい名の植物ということになります。


水濠に囲まれた緑豊かな街ディンケルスビュール、
こんな濠にかかる橋を渡り街に入ります。
水辺左には城壁らしきものがあり、
川には小魚がたくさん泳いでいました。


17世紀の30年戦争や第2次世界大戦の戦火を免れ、
今も15世紀の中世の建物が残されているディンケルスビュールの街、
鉄道も廃線となり、今は駅もない人口1万人余りの街ですが
隣家と同じ色使いをしてはいけない、
屋根は茶レンガで傾斜は45度、
窓ガラスは窓枠で十字に切るなど、
街の美しさを保つためのきまり事が定められているようです。


左から2番目の建物、
7層の木組み、15世紀建造のドイチェス・ハウス、
たくさんの木組みの建物の中でも特に美しいといわれているものです。
現在はホテル兼レストランとして使われています。


真ん中の大きな建物が聖ゲオルク大聖堂、
15世紀建造のゴシック様式の教会です。
ドイチェス・ハウスの前、
街の中心地に高さが60m以上、こんな大きな教会があります。


教会の内部、
天井がとても高く、面積も空間も大きなホールです。
コメント
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