行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

春型と夏型のアカボシゴマダラ

2014-06-06 20:00:27 | 昆虫
帰化蝶であり、21世紀になり、
急激に分布そして個体数を増やしているアカボシゴマダラ、
春型と夏型があることが知られていますが
5月中旬、夏型の方を3日ほど早く、この両者を観察しました。


夏型アカボシゴマダラです。
5月14日の撮影です。
通常、この時期は春型が出現するはず、
赤い斑紋のある夏型にびっくりです。


孵化したばかりなのか、
草の葉にじっととまり時々翅を広げていました。


翅を広げたところです。
その名のとおり、
後翅の外縁に鮮やかな赤い斑紋が見られます。


春型のアカボシゴダラです。
5月17日の撮影です。
街路の木の葉にとまっていました。


上と同じ個体、
近づくと、近くの畑にゆっくりと移動し、
ジャガイモの葉にとまりました。
夏型に比べ全体的に白く、
特徴の後翅の赤い斑紋が見られません。


ほんの少しだけ翅を広げました。
翅表にも赤色がありません。


上とは違う春型のアカボシゴマダラ(5/17)。
同じ春型でもこちらの方は黒色模様が翅に多く見られ、
あまり白さを感じません。
同じ春型でも違いがあるようです。
春型と夏型、孵化するときの温度によると言われていますが
それだけではないようです。
コメント
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