
いまや平地の都市部で普通に見られ,
ドバトと混同されることもあるキジバト(雉鳩)ですが,
ヤマバトとも呼ばれ,
かつては都市部ではなかなか見られなかった鳥なのです。

このキジバト写真に撮ってじっくりみると,
結構色使いのきれいな鳥であることが分かります。
妻がこの写真を見てとっさに「雉?」と質問しました。
キジバトとキジを間違えるのは何事かと思いましたが,
キジバトの名の由来は羽の色使いがキジに似ているからと書かれていましたので,
そう見えても不思議はないのかも知れません。


春になると仲良く2羽でいる姿をよく見ます。
春草の中で,二羽で食べ物を探している多分番いのキジバトと思われます。
雌雄同色で雄,雌の区別は難しいのですが,
並んでみて,眼の周囲の環がより赤いのが雄といわれています。
しかし,これらの二羽,どちらが赤いか判別がつきませんね。

金柵にとまったこのキジバトの眼,
鋭く,燃えるような赤色です。
これは雄の個体でしょうか,
遠き昔の激しさ,厳しさを眼に残しているように思えます。

こちらは一羽でいたキジバト,
上のものに比べると眼の赤色がずいぶん弱く思えます。
これは雌でしょうか。
雉鳩の厳しき昔眼の色に