一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

ギリシアよりも日本はどうなる?

2011-11-04 05:59:42 | 日記
ギリシアでは財政難に陥って、増税と年金カットが叫ばれている。一方で、日本でも同じようなことが起こるかもしれない。理由は簡単だ。国の借金1千兆円である。諸外国は、日本が借金地獄に陥っていることを十分に理解しているが、その担保となる預貯金が1400兆円あると見て安心しているのだ。
しかし、日本人の中には、例えば箪笥預金を考えた場合、本当にそんなにお金があるのだろうか、と疑わしくなる。眠っているお金があることは確かだが、これは飽くまでも数字上の話。目の前にお金が積まれているわけではない。例の、省庁が持っているとされた裏金も同じことが言える。
1000兆円の借金をどのように返済していくのだろうか、という疑問が国民にわかないのが不思議だ。自民党政権のときに既に900兆円以上の借金があった。民主党政権になって東北大震災に襲われたことで、来年度は借金が増えることになる。どの政党が政権を握ろうと国の借金が大幅に減ることはあり得ない。借金を減らそうと努力すればするほど、侘しさだけが増えてくる。
天下りや外郭団体へのお金が減るかと思っていたが、これもどの政党が政権を握っても経ることはないと解った。国のお金を牛耳っている高級官僚たちの絆は強い。明治維新以来国のお金は高級官僚が自由に使うことに決まっているのである。幕藩時代に冷や飯を食った多くの武士たちが作った最大の組織である。150年以上経っても、官僚組織を変えることが出来ない日本の姿は、まるで徳川幕府の再来に見える。黒船のようなものが日本に来ない限り変えられないのかもしれない。
日本人が持っている考え方が、今後も果たして諸外国に通じるかである。貿易をすることが国を発展させることである。そのためには日本では技術開発をしなければならない。他国の技術を使えればいいのだが、そんなことを言っていては諸外国に勝つことは出来ない。諸外国にない技術、斬新な技術を開発して、技術力を上げなければ日本は生きていけない。競争社会がない国を作ることは出来ない。幼稚園や小学校での徒競走のように勝者も敗者もいない状態など世界ではあり得ないのだ。
これからの日本を引っ張っていく若者に斬新な技術を習得することを推進することが第一である。サービス業よりも技術者を育て上げる。日本の生きる道を広げなければ日本の未来は開けない。明るい未来のために若者を失業などさせてはならない。公務員天国などという言葉が生きている限り日本の未来は開けない。大手企業だけが企業ではない。技術を持った中小企業の育成に国はもっとお金をつぎ込むことである。
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