一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

世界の放射線量はどうなのか

2011-06-22 09:15:24 | 日記
今は毎日、放射線量がテレビなどで発表されている。大体2ミリシーベルト(年間換算)だ。この数値、高いのか、低いのか。何と比べればいいのか。世界の平均的な数値は2.4ミリシーベルトである。この数値と比較すると決して高くはない。勿論、地域によって2.4を上回る所も少しはあるだろう。
世界各国の放射線量はどうなのか。いぎりすは2.2、いたりあは2.2、アメリカのデンバーは4.0、中国の陽江は6.0、と云う数値が発表されている。これ等の数値と日本の数値を比較すると、高いとは言えないようだ。世界で最も高い数値を出している所はブラジルのアレイアプレタビーチの400ミリシーベルトだ。ここは放射線を浴びて保養する施設があるという。ここは例外としても、日本各地の数値がびっくりするようなものではないということがよく解る。
日本では何故こんなに騒ぎ立てるのだろうか。また、これもマスコミが大きく報道してセンセーショナルに取り上げているからではないか。放射線量が高いことはよくないことは誰でも解っている。しかし、問題の本質をしっかりと国民に伝えて、何が危険で何が安全なのかを明確にしなければならない。
曖昧な表現で、曖昧な数値を国が発表したら誰でも不安になる。まして、報道機関は殊更に大きく取り上げて、国がひっくり返るような表現をすることもやっている。国がしっかりとした根拠のある数値を、すべて公表しないから不審に思ってしまうのである。不信感を煽る報道機関にも責任があるのだが、それよりも国がしっかりしないから附け込まれるのである。
東京電力の発表でも、何回も訂正をするようでは誰も信用しなくなる。発表するからには、根拠のある正しい数値を発表することが重要なのである。
日本で発表する放射線量の測定方法、場所など長期にわたって行わないと、現在発表されている数値との整合性が取れない。違う条件での数値では比較にもならない。今回のことを反省材料として、放射線測定に関して国が指導してしっかりとした基準を作るべきである。国際基準の準拠するならそれもいいかもしれないが、国際基準があやふやなら、国際基準の範囲内で日本独自の基準を設定すればいい。
日本には多くの原子力発電所が存在するのだから、国が責任をもって同じ基準の放射線量を測定して公表すべきである。国が動かないと地方独自の基準で測定してしまい、今までと何等変らないことになる。国は国民の健康を守るためにしっかりして欲しい。これが出来なければ先進国として恥ずかしいことだ。
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