韓国国民、核保有のまま平和協定が出来ると思っているのか

『韓国市民、非核化より「終戦」に関心』という記事を見て、一体韓国人は何を考えているのか、という気がしてきた。北朝鮮の核とミサイルの放棄を協議をしようとしているのに、全く異なることを考えている韓国人たち。何故、休戦協定が今まで継続されてきたのか、その歴史を全く勉強してこなかった韓国人たち。学校教育で休戦協定がどのように結ばれたのか、そもそも何故朝鮮戦争が始まったのか、真実を教えてこなかった付けである。

朝鮮半島は３８度線で分断された真実の歴史を楽興で教えていないから、平和協定に目が行ってしまったとしか言えない。休戦協定が何処の国と何処の国で結ばれているのか韓国人は知っているのだろうか。韓国は休戦協定の当事者ではないのだ。幾ら文大統領が騒ぎ立てても休戦協定の当事者でない限り、何も手を出せない。この現実を韓国人が知らないという不思議さ。国民が幾ら騒いでも休戦協定は自分たちの国ではどうにもならないのだ。

北朝鮮が核保有のまま南北統一が出来ると勘違いしている韓国人を見ると、空しく感じる。首が分断されてから既に６０年以上が経っているが、なぜ統一が出来なかったのか考えたことがないのだろうか。東西ドイツがなぜ統一できたのか、南北ベトナムがなぜ統一できたのか、韓国人は考えてみたのだろうか。棚ボタで統一が出来るとでも思っているとしたら、考えが相当甘い。

休戦協定を平和協定にするには、簡単ではない。アメリカ、中国、北朝鮮の契約当事国がまず同意をしなければならない。韓国は契約当事国に入っていないために、最初の段階は何もできないのだ。そして、上記の３ヶ国が同意をして初めて韓国が参加できるのだ。また、休戦協定にロシアと日本が参加することになるのではないか。日本は蚊帳の外に置く、という韓国や北朝鮮、中国の考え方が囁かれているが、そんなことはない。

日本が拉致問題で解決できなければ、朝鮮半島には一切支援をしないだけだ。北朝鮮は日本からの支援を欲しているが、日本が何もしなければ北朝鮮の再開発は何も進まないはずだ。韓国だけの経済力だけでは何もできない。それこそ中国に金をすべて出してもらったら朝鮮半島は中国の属国になってしまうに違いない。ロシアは自国の経済が苦しいので金を出すことはないだろう。

アメリカは、日本が関与することに大きく期待しているはずだ。