一言、云いたいね

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信用できない、東電以外の原発、津波耐性問題なし

2011-07-17 04:56:24 | 日記
こんな調査結果を出した日本保全学会と云う団体、よく恥かしげもなく言ったものだ。頭を氷でよく冷やしてもらいたい。電源を喪失しても3時間以内に復旧できるという。福島原発の時にも、復旧できるはずだったが出来なかった。どのようなシミュレーションを行ったのだろうか。津波のことしか考えていないのかもしれない。確かに今回の地震による津波はすごかった。しかし、津波だけではないのではないか。
地震が起きると、地割れ、断層、地すべり、など様々な自然現象が併発して起きる。総ての情報機関が遮断され、通路が全くなくなって電源を喪失した場合、電源車が倒れてしまった場合、本当に3時間で復旧できるのだろうか。幾ら机の上で出来ると思っていても、想像を絶する地震が襲ってきたら、総てが失われるのである。
日本保全学界が出した結論が、卓上の出来事だとしか見ていないような気がする。過去に起きた地震災害を総て検証してみたのだろうか。原発が建設されている場所が、どのような場所なのか、第三者機関が地質調査を行って見ないと過去の事例から信用することはできない。建設時の地質調査はある意味で、建設を前提に調査したことから、極めて甘い調査しか行っていない。調査結果も建設を実行できるようなものを出している。
全国の原発が建設されている場所の再調査は絶対に遣るべきである。それも第三者機関が遣ることが条件である。今回、福島原発で電源喪失をした原因は、津波かもしれないが、そもそも、最も重要な電源を海岸に設置したこと、電気系統を地価拝観で接続したこと、など殆んど津波のことなど念頭においていない設計を行っている。外の原発の場合、その建設場所によって色々な違いがあるはずなのだが、津波と云う言葉に翻弄されて、外のことなど殆んど考慮されていないのではないか。電源喪失は、津波だけではないはずだ。
日本の原発の立地条件は、殆んどが海岸に極めて近い所にある。又、崖地も多く、地層もしっかりしているかどうかはっきりしない。岩盤の上にあるのならともかく、それ以外の場所に建設されている場合、色々な自然災害が考えられる。柏崎原発のように断層が近くにあるという事実も出ている。日本には断層が各地に存在している。地層を調べればある程度解るのだが、過去の原発建設には、いい加減なところがあったため、無視されていることもある。
学会と称する団体が、幾ら調査をしたといっても、一つの方向でしか調査をしなかったら、それこそ片手落ちになる。あらゆる方面から調査をして、総合的に判断するのが妥当なような気がするのだが。
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