一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

共産主義と密告制度

2024-05-24 09:02:46 | 日記
またまた問題になって来た密告制度。共産主義という政治から生まれたのかもしれないこの制度。真実はそうではないかもしれないが、実際には現在の共産主義で頻繁に行われるのが密告制度である。この制度、嘗ての東ドイツで国を挙げて行われたのである。国家ぐるみで行われた東ドイツの密告制度、それはひどいものだったといわれている。夫婦、親子、兄弟、親戚、友人などあらゆる人間関係の中で行われていたという。他人ではなく親族の中でも密告が奨励されていたのだから、信頼関係など全く築くことができなかったはずだ。現在では中国、ロシア、北朝鮮で行われているといわれる。


所謂、共産主義国、権威主義国では密告制度がある。このような制度を作って社会が普通に成り立つのだろうか。実際にそのような社会で生活をして見たことがないので、どのように理解をすればいいのか見当がつかない。現在、中国で行われている密告制度、一体どのような法律や規則が存在するのだろうか。密告をするための何等かの書式があるはずだが、それとも、単に口伝えで行えばいいのだろうか。少なくとも密告を国の機関として受け入れる所があるはずだ。そして、密告されたことを書類で上層部にあげるようになっているはずだ。そして、それらを審査する機関もあるだろう。密告された情報を蓄積し、その情報をあらゆる場面で活用していく。


密告された事柄をどのように取り扱うのかは、内規などがあるはずだ。当然、重大な事柄については共産党幹部に渡っていくだろう。そして、それらのことは集大成されて国として、共産党として何らかの処置をする事になる。密告と同時にスパイ組織もあり、公安警察がそこに関係をしてくる。密告とスパイ組織は厳密な関係を持たせている。そして、国を挙げて密告制度を確立されれば、共産党政権の安泰が保たれる。将に密告制度、スパイ組織、共産党という三角関係が強く結ばれることになる。共産主義を強くさせるためには、密告制度は必要不可欠のものなのかもしれない。このようなことに心血を注いで一体何になるのだろうか。

共産主義社会、権威主義社会では人間性は全く関係なくなる。人間を単なる労働力とすることが必要なのだ。共産主義社会を維持するための方法の一つとして密告社会を作っている。その昔、理想郷が共産主義社会だ、といっていた人たちがいたが、密告社会を徹底している共産主義がどうして理想郷に見えるのだろう。正常な人間にはどうしても共産主義が理想郷には見えない。特殊なメガネを掛け呪文(毛沢東や習近平の言葉)を唱えれば理想郷に見えるに違いない。
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