一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

アメ車は何故売れないのか、トランプ大統領はまず自分で乗って勉強すべきだ

2017-02-17 05:20:47 | 日記

トランプ大統領はアメリカ製の自動車を買って欲しい、と懇願している。気持ちは良く解るが、何故アメ車が売れないのか、もっと研究すべきである。物を売ったり買ったりすることはトランプ大統領も自身が企業経営者だったから良く解るはずだ。売りたいものを造るのではなく買いたいものを造らなければならない。それは自動車に限らず企業経営の基本中の基本ではないか。どのようなものが欲しいのか、購買者の心理を良く捉えなければならない。

日本とアメリカは国土の大きさが異なる。従って、幾らアメリカが大型車を売りたくても日本では買うことは出来ない。道路の幅はアメリカに近付いているが、それでも日本の道路は狭いのだ。狭い道に大型車は不向きである。そんなことも考えないで大型車を日本に売り込んでも購入する人は少ないだろう。何故ヨーロッパの車が日本で売れるのか。それは大型車ではなく中型車、小型車を日本に売り込んでいるからだ。

隣の国、韓国で売り出した車が何故日本で売れなかったのか。それは日本で販売されている日本製の車と殆ど同じものだからだ。同じ車ならほとんどの日本人は日本製の車を買うことになる。国が推奨しているわけでもなく、税金が安くなるわけでもない。欲しい車がそこにあるからだ。車を購入する場合、スタイル、燃費、メンテナンス、耐久性、サービス、コストを夫々比較をしているはずだ。韓国製の車は上記の条件をすべて満たしているとは思えない。

日本製の車は上記の条件をすべて満たしているために日本人の殆どが日本製の車を購入することになる。ヨーロッパ製の車を購入する人たちはある種のステイタスを求めている人たちである。これは上記の条件に入らない人の心理でもある。嘗て、アメ車には大きなステイタスが存在していた。しかし、時代が進んで行くとそのステイタスもヨーロッパに奪われてしまった。矢張り、アメリカ製というステイタスは今や無くなってしまったのだ。

アメリカ製の車を日本で売るためには何が必要なのか。それは最初に書いた通り、日本人が求めているものをしっかりと満たすことではないか。スタイル、燃費、メンテナンス、耐久性、サービス、コストをしっかりと捉えれば日本人も目を向けるのではないか。日本車がアメリカに上陸した時、日本企業は大きな努力をしてきた。特に排ガス規制の時は日本が世界に先駆けてこれをクリアしたのである。アメ車を日本で売るためには相当の努力をしなければならないだろう。今造っている車をそのまま日本へ持ってきても売れないだろう。

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