ふるさと福井の名所の福井城址から足羽川桜並木を散策してきました。
福井城址は、福井藩主の結城秀康公によって築城された城跡で、現在は城跡に福井県庁在地となっていますが、過って四層五重の天守閣と幾重もの堀に囲まれた壮大な城跡で、多くの福井の歴史跡が保存されています。
福井城址の南入口には、本丸石垣や石造りの皇居の二重橋の石橋に似た御本城橋が架けられて、壮大な景観が見られます。
本丸跡に設置されている結城秀康公の騎馬像
本丸石垣の上の散策路には、大木の桜が咲き始めて大枝を垂れて満開には見逃せない光景が見られます。
城址の西側には、四層五階の天守台跡の大天守台、小天守台だった地元の笏谷石で築かれた石垣に取り囲まれ、大天守台には礎石が保存されています。
天守台近くの小天守台には、福井大震災で崩れたままの石垣も保存されています。
小天守台の下には、福井の名前の由来となった「福の井」が築城時からあったそうで、復原されて史跡の井戸となっています。
天守台の周りには、しだれ桜や早咲きの桜が見応えある姿で咲き誇っていました。
天守台の西側には、本丸への入口の門「山里口御門」が復元されて櫓門と棟門で出来た桝形門となっています。
御門の先には、藩主の松平家の三の丸御座所から本丸へ行き来された「御廊下橋」も復元されています。
内堀の西側から望む光景
現在の福井市役所前にも、当時の堀跡の石が保存されています。
福井城址から約1km離れた足羽川には、泉橋から下流の新明里橋までの両岸に、約2.2km、約600本のソメイヨシノの桜並木となっており、「日本の桜名所100選」に選ばれていて、この日は満開ではありませんでしたが、見応えある桜のトンネルも見られます。
九十九橋は、以前は「半木半石」と呼ばれて、北側半分は木橋、南半分は石橋だった「名橋・奇橋」とも呼ばれたそうで、記念碑が設置されています。
九十九橋の右岸のさくら通りには、早咲きの桜が満開となって見応えある姿で咲き誇っていました。
花月橋から上流側の光景
花月橋で折り返して左岸の上流へ向かう桜並木も満開ではありませんでしたが、古木のさくら並木道となっており、満開時期には桜トンネルとなるようです。
堤防沿いには、福井の花の水仙も満開となっていました。
九十九橋から桜橋までの桜並木には、桜祭りの提灯も掲げられて夜にはライトアップされ、満開時には見逃せない美景の人気スポットとなっているようです。
ふるさと福井の歴史・花見スポットの光景に感動を覚えていました。