藤沢アートスペースで開催中の地元湘南にゆかりの3人のアーテイストによる企画展「オールトウモローズ パーテイーズ」を観てきました。
今回の企画展では、絵画や彫刻や抽象的な立体像など約40点の大作が、レジデンスルームと展示ルームに展示されていました。
レジデンスルームでは、制作中の作品も見られましたが、何が描かれているのか想像を超える油彩画やアクリル画が展示されて、抽象絵画特有の秀作が観られました。
展示ルームでは、木材やステンレスワイヤーなどで創られた大きな鳥のような作品や未知の世界を描いた作品などが展示されていました。
展示ルームの中央には、仏教の世界を連想するような蓮の花に似た電動回転台が設置されて、観客も台に乗ると回転する不思議な作品となっていました。
回転台の周りの襖には、仏像を連想する絵画や雲間を飛び回るような大作も見られました。
彫刻のコーナーでは、「のぞく男」や「歯を磨く男」、「ガムをかむ女」などと題した木製彫刻も多く展示されていました。
絵画コーナーでは、仏像や仏像哲学をテーマにした、煩悩の千手観音を描いた空想的な油彩画などの秀作も見られました。
何を描いているのだろうか?と感じる、一般の水彩画や油彩画では見られない、意識を超えた抽象絵画の作品の数々に感動しながら拝観して、ヒントを得てきました。