MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

大雄山最乗寺

2016年11月07日 | まち歩き
天狗のこみちマラソンのゴール後に、かながわ50選に選ばれている「大雄山最乗寺(道了尊)」を散策していました。
「道了尊」は、開創以来6百年の歴史をもつ霊場で広い境内山林には400年以上の老杉が鬱蒼と繁り霊気が漲る関東有数の霊場となっています。
今回は、初めての参拝でしたが、境内には世界一大きい和合下駄や30以上の堂塔があり見応え充分でした。
三門は新しく10年前に建立されたものでしたが、縦槽楼門となっており
三門内には放光菩薩、四天王像、十六羅漢像が安置されています。

ゴール地点の碧落門前に置かれた初代の大下駄です。
朱色に塗られた高下駄ですが、重量400貫(1500KG)で真っ白の鼻緒で下駄は左右揃って初めて役に立つことから昔から夫婦和合の下駄として信仰を集めているそうです。

多宝塔は、方形層上円形木造二重の塔となっており、多宝如来が奉安されています。

その先には、中央に「御供橋」その両脇に「円通橋」があり、「かながわ橋百選」にも選ばれている名橋となっています。橋の先の「結界門」からは道了大薩の浄域となっており、門の両側には御天狗様が御守りでした。



結界門の右手には、富士塚のような苔生す塚が築かれていました。

清流の先には、「清瀧(洗心之瀧)」が流れ聖域となっていました。

結界門をくぐり祈祷所の「御真殿」に到着。
道了大菩薩を御本尊にとし、大天狗・小天狗が両脇侍として祀られていました。

御真殿の横には、世界一の大きい下駄(1000貫・3800Kg)や大小様々の下駄が奉納されていました。

大小の下駄には、天狗が履く一枚歯の下駄はありませんでした(笑)

大下駄の隣には、お狐に乗った烏天狗が控えていました。

「御真殿」から「奥の院」への急階段348段を登ります。
階段の手前にも、烏天狗がしっかりとチェックしていますね~

踊り場もない直登の急階段でしたが、休みなく一気に登って振り返ると想像以上の急階段でしたね(@_@;)



昇り終えた先の「奥の院」には、十一面観世音菩薩が祀られていますが、秘仏となっており拝観できませんでしたが、大杉の森を眺める光景も圧巻でした。

奥の院から鐘楼へ回ると、柱や桁に素晴らしい彫刻が施されていますが、珍しい存在です。



本堂裏の「慧春尼堂」では、開山了庵禅師の妹とされる慧春尼の石像が安置されていました。

秘境の最乗寺を後にして大乗寺駅に着くと、駅前には猿や兎、狸を従えて「熊にまたがる足柄山の金太郎」の像があり、”まさかり担いで 金太郎 クマに跨り お馬の稽古・・・ハイシドウドウハイドウドウ~”と思わずくちずさんでいましたが、足柄山は金太郎のふる里でしたね。

足柄山の魅力に取りつかれた一日でしたが、春の再訪問したいパワースポットでした。
コメント (4)
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