ふるさと福井の越前大野城から福井市内に戻り、懐かしい名勝「養浩館庭園」など、かつて実家のあった付近の街中を散策してきました。
越前大野から戻りホテルで一息入れてから歴史のみちを歩き、養浩館に着き東門を入ると目に目映い新緑とノムラモミジの美しいコントラストの御茶屋入口へのモミジ通りが迎えてくれました。
養浩館庭園は、福井藩主松平家の別邸として江戸時代には「御泉水屋敷」と呼ばれていたそうですが、国の名勝に指定される前の昭和時代の福井在住時には「お泉水テニスコート」として広く市民の憩いの場でした。
入口を入り御湯殿へ向かう廊下から池を望める絶景ですが、晴れの日には午後の陽の光が池面に反射して天井に色々な模様が映り込んでおり、陽が傾く夕方にはさらに模様が伸びて美しく必見だそうです。
「御湯殿」の御上り場から池の周りの回遊路や七重塔、清廉が素晴らしい光景が望めました。
「御次ノ間」から「御座ノ間」を望むと池に面した土縁が設けられており、池を眺めていると時が止まっているかのようですね・・・
中心的存在の「御座ノ間」には、関西から来られたツアー客に占領されていました
「御月見ノ間」の雲窓から池に映る月を眺めるとは、風流ですね~
庭園に出て回遊路を散策して、石造七重塔や清廉と呼ぶ亭と池の先に屋敷を望む光景に見惚れていましたが、暑さを忘れるひと時でした。
養浩館を後にして隣接する郷土歴史博物館へ立ち寄り、福井の歴史アーカイブスなどを懐かしく観ていましたが、我がふるさと福井の懐かしい資料や城下町の「今・昔」を想い出していました。
柴田勝家が造った半石半木の奇橋の九十九橋と福井城や大名屋敷の再現模型が見られました・・・
半石半木の原寸大の九十九橋の一部ですが、迫力ありますね
博物館を出てその北側には、江戸時代の福井城の「舎人門」が復元されており、その石垣や外濠などもふるさと在住には無かった遺構でした。
ふるさと福井の歴史散歩を堪能して、半世紀前に通っていた文京地区へと足を延ばしてきました【続く】