冬に舞い戻ったような寒空でしたが、横浜そごうで始まった『ハガキに描いた風景画展』へ出かけてきました。
実は、昨年まで管理者が教わった水彩画教室の年に一度の作品展で、お世話になった教室の先輩・同輩の作品に触れたくて、展示会初日を待って見てきました。
会場は、ギャラリーではなく横浜そごうの9Fのオープンスペース(シビルプラザ)で、はがきサイズ故に比較的狭いスペースですが、90点の作品が並んでいました。
オープンスペースですから、通りすがりの一般客の方も気軽に立ち寄って観られて、オープン早々に多くの客が見にこられたようです。
そごうの開店直後から、会場設営に準備されていた仲間だった皆さんに、久しぶりに会って懐かしく近況を語り合い、準備のご苦労をねぎらった。
ハガキサイズに風景を描くのは、これまでも何回か出展し描いてきているが、意外と簡単なようで難しいと感じている。
散歩中や旅先で気軽にメモ代わりにデッサンして旅日記風に描いているが、限られたスペースの中で構図や筆タッチがF6・F4のようには行かないので、省略など微妙な感性が問われる。
これまでの作品作りでも何枚も描いてきたが、こだわりを持たずに早描きで描いた方が、面白いものが出来上がるのだ。
ついつい目に映るものをリアルに描きたくなるが、省いたりデフォルメしたりで『心で感じたままに描くこと』が、秘訣だと何回も教わっているが・・・・
準備完了を待たずに多勢の方が画に吸い付けられるように、「素敵だわ~」と感嘆の声が聞こえてきて、出展者に伝えたい心境でシャッターを押していた。
丁度、準備に来ておられた同僚の方と久しぶりに楽しくスケッチ談義をして、またの再会を約して会場をあとにした。
春本番の季節が到来して、「新緑の風景を、橋や川の風景を、レトロな建物を、ロマンチックな港風景を、青い海を・・・」をぶらりスケッチ散歩するのが、堪らなく楽しいものである。