今週に入っても寒空が続いていたが、この日は初夏のような陽気となり、青空も戻り真白き富士山も顔を見せてくれた。
待ってました~と、久しぶりにポタリングの日と決めて、「芝桜まつり」が開催されている相模川新戸地区へとペタルを踏んだ。
春を迎えると、相模川の自然豊かな沿線を走るのは、緑の風を体一杯に感じて気分最高である。
相模川までは、綾瀬・海老名市を経て座間に入り相模川堤防に出ると、期待通りに緑豊かな河川敷が拡がっており、爽やかさを感じながら新戸地区へと進む。
大山などの遠望とレンゲなどが咲き競う里山の近景が続き、鳥のさえずりも聞こえてくる長閑な雰囲気を感じます。
座架依橋の下をくぐり約2Km走るとピンクの絨毯が広がってきた。
既にソメイヨシノのさくら道は、散っており葉桜に変わっていたが、『芝ざくらライン』を眺めながら一旦上流まで走り、Uターンして河川敷に降りてウオーキング。
約8M近い幅の絨毯が上下段になって、約1.5Kmのピンクのベルトラインが見事でした。
この日は、平日だったので訪れている客は少なかったが、その見事な色模様は華やかで行ったり来たりで楽しめました。
しかし、今年は盛りを過ぎたのだろうか?昨年と比較して、緑色が目立ち色合いも今一の感じがしたので、地元の方に聞いてみると、やはり今年は気温の変化が激しく霜も降りたりしたので、華の勢いは悪いのだそうである。
この「芝ざくらライン」は、相模川の環境を守るため、新戸・新磯地区の皆さんがボランテイアで、平成14年、伊勢原市の渋田川から苗を貰い、育成されておられるそうです。
その親元の渋田川の芝ざくらも、今年の開花状況は勢いが良くないそうだ。
河川敷では、ゴールデンウイークに開催される、 『大和の大凧まつり』の大凧の骨組の組み付けが行われており、滅多にお目にかかれない光景を目にした。
帰路は、相模川沿線に計画されている「サイクリングロード」を走ろうと、戻ってきたが座架依橋を過ぎてまもなく、砂利道になっており新相模大橋を過ぎて堤防のロードは切れていた。
しばらく住宅街を走って2月末にOPENしたばかりの海老名ICに出るが、周辺の工事中で利用車の姿も見られなかった。
相模川から離れて海老名や藤沢の里山に戻りペタルを踏んだが、梨園ではサクラに変わって白い花が満開となっており、春の摘み取り作業が始まっていた。
久しぶりのサイクリングも春の暖かい風を受けて快適で、往復44.7Kmを実感しないほど軽い感じがしていた。