前回の「東京スカイツリー~隅田川さくら」を見た後、同日、浅草からメトロを乗り継いで、次のスポットである靖国神社~千鳥が淵公園にやってきました。
花見時期には、毎年必ず訪れており、自分には一番お気に入りのマイコースです。
気象庁がこれまで発表してきた東京の開花情報は、靖国神社の桜から判断しているのです。
神門を入ったところにある、「靖国の桜」は、3分咲きであったが、週末には見頃になるようだった。
自分にとっては、靖国神社は『日本人の心の原点』だと思っており、あの大鳥居をくぐると本当に気持ちが改まるのを覚える。
明治2年の創立以来、140年を迎えたそうですが、今日の荒廃した精神状況や戦後世代の戦没者に対する崇敬の念が希薄となっていることに疑問を持ちながら、お参りさせてもらった。
この日も、社頭に掲示されている「今月の遺書」では、『涙の出る限り泣いてください』と、海軍大尉の出征時の英霊の書簡が掲示されていたが、しばし、離れられない思いがこみ上げてきた。
境内には、団体ツアーが沢山参拝に来ていたが、ここでも外国人の多さにはビックリで、何を感じ取ってくれるのだろうか?
靖国神社から千鳥が淵緑道へと移動すると、お濠沿いのプロムナードは想像以上の人出で込み合っており、そぞろ歩きもままにならない状況だった。
古木のソメイヨシノは、ほぼ5分咲きでお濠に枝を伸ばしての樹形が見事で、対岸の北の丸公園の桜やお濠で漕ぐボートの姿が、春の絵巻のように美しく、多くのカメラマンが離れない・・・
ボート乗り場には、水上から二人だけで桜を眺めようというカップルの長い列が出来ていた。
緑道から『戦没者墓苑』に立寄って参拝してきたが、苑内は緑道の喧騒とは別世界のように、静寂な雰囲気が漂い、参拝客も数人程度だった。
緑道へ戻り、千鳥が淵公園から北の丸公園へと移動しながら、高台の散歩道から千鳥が淵を眺めながらのジョグも血が走るように快適です。
近代美術館工芸館に立寄ってみたが、この工芸館には、スケッチポイントとして、また身内が戦時中に努めていたところで特別の思いがあり感じるものがあります。
北の丸公園内をジョギングで一周して北桔橋門前に戻ると、枝垂桜が満開で見事な姿を披露していました。
久しく走っていない皇居周回コースを走ってみたい誘惑に駆られていたが、寒さも厳しくなっていたので、またの機会にして帰路に着いたが、待ちわびていた春本番の姿が見られた一日となった。