先日、読売新聞に「撮っては走る『カメラン』・・・」なる記事が目にとまり、正に自分の事とビックリ・納得である。
ランニングブームの中で、平日・休日に関わらず最近のランナーの多さには、ただ驚くばかり。
『カメラン』とは、走りながらカメラで風景や人物、花など撮影してネットやブログなどで紹介し、仲間とのコミュニケーションを図ることで、『カメラ+ランナー』の造語だそうだ。
ランニングは、長く楽しんでいるが意外とマイペースで走るのは単調そのもので、実に退屈なものである。
イヤフォーンで音楽やラジオを聴きながら、リズミカルに走るランナーも多いが、疲れを感じないように走れるコツである。
マラソン大会で携帯電話を持参して走るのは、「楽走ランナー」には今や常識化しているが、10年近く以前にレース中に携帯電話をもって仲間に「今、20Km地点を通過したよ~」と、連絡しながら走っていたら、沿道の人から笑われたのが懐かしい。
今や、ランナーも撮られる立場から、撮る立場に変わってコースの光景や沿道の応援者を撮りながら走るのも実に面白い。
まもなく東京マラソンが開催されるが、コース内の視線から見る沿道の光景も面白いもので後半の疲れも忘れさせる効果があるものだ。
ランナーも沿道の応援者もボランテイアも、同じ主役として楽しめるのが、マラソンだと思っているが、その光景をデジカメに残せて互いのコミュニケーションを感じているときを実感する。
いつも走りこみのLSDに出る時は、カメラ・携帯電話は必携であり、走りながら視線を周辺の風景は元より、沿道の花や鳥などに出会うとシャッターを押し、記録を残して本ページなどで紹介している。
いつものコースを走っていても、花や鳥や魚などの出迎えに会ったり、四季の移ろいを感じて車走行などでは味わえない歓びを感じるのは、「カメラン」を経験した人のみの特権である。
車走行などで日頃気付かないことや、花・鳥・人・風景に思わず足を止めて感激する事はしばしばである。
季節感を感じながら、カメランは、まさに『花鳥風月』を実感している。
当然であるが、走るときの視線は、カメランでは足元の落葉であったり、周囲の花や野草であったり、珍しいモニュメントなど毎日の新しい発見があります。
日本の四季の移り変わりを実感する楽しいランがあるから、寒くても暑くでも心は外へと向かいますね・・・