毎年恒例の「サラリーマン川柳100選」が発表された。
過っては、オフイスで第一生命のセールスマンから、応募の案内を受けたり、人気投票をしたりと長く『サラ川』のファンである。
最近は、詠み人から離れて、専ら読み人になり楽しんでいる。
今年も、29000近い応募作品の中から100点が選ばれ、見事に世相の移り変わりが表現されている。
過っては、数万点の応募があったと記憶しているが、応募数にも世相が影響しているのだろうか?
17文字で描く表現には、流行語にも現れていた「事業仕分け」、「政権交代」、「婚活」、「子供店長」、「就活」など政治・経済・家族のキーワードがしっかりと詠み込んだ名句が多いようだ。
一句一句には、身近な生活情景から社会風刺など、思わず吹きだしてしまうものもあり、
自分の生活を見たようにドキッとしたり、ブラックユーモアありで、見事に現代風俗が現れている。
詠み人の雅号と合わせてみながら、作者の顔を見てみたい気がしてくるから不思議である。
【センス+表現力⇒悲哀&笑い&嘆き】 の表現に感銘を受けている。
勝手ながら自分の好きな句をテーマ別に選んでみた。
仕事・会社編・・・「先を読め!」 言った先輩 リストラに・・(山悦)
家庭編・・・・ストレスが 夫のダジャレで 倍になる・・・(マイホームママ)
生活編・・・・座りたい 私の前だけ 何故立たぬ・・・(通勤快速)
社会編・・・・70歳 オラの村では 青年部・・・・・(長老A)
番外編として自作句・・・・・仕分け人 政治の世界を 仕分けしろ・・・(コクミン)