「トロプス」とは、「勝つ人と負ける人とが出ないゲーム」のことです。"TROPS"と書くとわかるように、"SPORT"の綴りを逆にした造語。「スポーツの世界につきものの勝ち負けを問い直し、スポーツの「身体を動かし、楽しむ」という本来の目的に立ち返るもの」という意味なのだそうです。
逆に考えれば、スポーツはやはり「勝ち負け」があってこそ面白いとも言えます。最終的にゲームの勝者がいて、一方には敗者がい . . . 本文を読む
ローマ教皇の名前は、現教皇ベネディクトゥス(ベネディクト)16世のように、「ナントカ○世」という呼び名がほとんどです。これは、世俗の君主と同じで、同じ名前の君主・教皇が以前にもいたということを表します。日本でいえば、「家康2世」とか「吉宗3世」みたいな感じになるのでしょうか。「○世」というのは、漢字の組み合わせでほぼ無限に新しい名前を生み出せる日本では考えられないのかもしれません。
今までで一番 . . . 本文を読む
コンクラーベつながりで、歴代ローマ教皇について、主に「名前」や在位年代の面からみていきたいと思います。
ところで、世界史の教科書では「ローマ教皇」という言い方をしていますが、新聞やテレビでは「ローマ法王」と呼びます。どっちが正しいのでしょうか?
宗教法人カトリック中央協議会のサイトを見ると、ローマ法王とローマ教皇の違いについて、こんなふうに書かれています。
教会では「ローマ教皇」を使います。 . . . 本文を読む
今日から青森ねぶたが始まりました。帰り道が通行止めになってしまったから、というわけではないのですが、ねぶたが終わるまでの時間、「家の鍵」を見てきました。
原作はジュゼッペ・ポンディッジャの『家の鍵─明日、生まれ変わる』。彼の自伝的著作だそうです。監督はジャンニ・アメリオ。
ミラノに住む主人公ジャンニ(キム・ロッシ・スチュアート)は、かつて恋人が出産に際して命を落としたショックで、障害を持って生まれ . . . 本文を読む
文化庁の国語世論調査の結果が報道されていました。
「怒り心頭に達する」という言い方をする人が74%(正しくは「発する」=14%)、「愛想を振りまく」が同じく48%(正しくは「愛嬌を振りまく」=44%)、重複表現の「従来から」という言い方が気にならない人が74%(気になる20%)、「あとで後悔した」が気にならない人が54%、気になる人は41%など、またぞろ「日本語の乱れ」を指摘する人もいそうです。 . . . 本文を読む