<6.13>
意外な場所で
3日後の多摩の池。この日もヤブヤンマ羽化の目撃はなく殻が1個。当地の羽化時期は早めですが、これからか。
池では朝早くからオオアオイトトンボが羽化中。羽化時間はまちまちなので新たな羽化を待つも気配がありません。
ところが、意外な場所で休止期の♂を見つけました。池から1m程離れた石の裏側です。晴れて最高気温29℃。
♂ 休止 10時30分頃
全肢で殻に掴まってから約3分後に脱出完了
脱出直後
羽化場所は大きな石の裏側の暗い所で池の反対側 上陸して石を回り込んで到達した様子
脱出7分後 翅の伸長過程
思いもよらぬ石での羽化でしたが、さらに驚いたのは太い幹での羽化です。しかも池から5m離れて地上1m程。
ヤゴがここまで歩いてきて羽化するとは。何がそうさせたのか不思議な生態の発見でした。
大木で羽化する♀ 殻から移動した後で殻は画面の下端に見える
通常見られる池での羽化の様子です。池中央の枝の他、大くは池端の植物か小枝に掴まって羽化しています。
池の中央の♂
すぐ上にオオシオカラトンボが縄張りに来る この枝には羽化殻が3個
池端の♂ 同じ一角に集中していた
先行して羽化していた右の♂が這い上がってきた
羽化が進行し飛立ち間近の♂
同♀
2023.6.13 東京都