ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミルンヤンマ 2023<9月>

2023-09-08 | ミルンヤンマ

<9.5>

完全に落着く

9月になっても暑い日が続きトンボ撮影は手探り状態ですが、そろそろミルンヤンマが落着いて産卵する頃です。
前回から9日後の小川に行きました。13時半頃に産卵場所を探す♀を目撃、林の中は28℃で期待できそう。
纏わり付く蚊の餌食になっての産卵撮影、目撃3♀のうち2♀が完全に落着きました。地域の最高気温34℃。

14時10分頃の最初の♀です。しばらく前に高い所を飛んでいましたが、降下して生木に着地しました。

落着くパターンながら約4分で移動 2ヵ所の朽ちた竹に転々と止まった後、上空に舞い上がって行方不明に






上の♀は戻らず、14時50分頃に次の♀が飛来しました。絶好の位置の朽木で産卵を始めますが落着きません。

産卵を開始するも約1分で中断


すぐ上に飛んで休止 産卵再開は間違いない状況


1分もしないうちに腹部の屈伸を開始






休止は約2分間、真下に降りて産卵を再開しました。この♀も倒れた竹の表面に着地しますが、基質が堅く即移動。
朽ちた竹の割れた断面で産卵を始め、すっかり落着いて約20分間の産卵後、猛スピードで飛び去りました。

ここで落着く




後ずらりながら産卵して約6分後に30秒程一時休止 さらに産卵続行


15時15分頃の産卵です。10m程上流で産卵していた♀が待機付近の朽木に移動してきて落着きました。
暗くて見失うような状況下、約40分間の長い産卵でした。以降16時半まで目撃なく、この日最後の産卵か。

3番目の♀が縦になった朽木で落着く








隣接する朽木に移動して、方向転換しつつ産卵が続く







2023.9.5 東京都

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ミルンヤンマ 2023<8月②>

2023-08-28 | ミルンヤンマ

<8.27>

漸く気温低下

猛暑日を避けて行っても35℃一歩手前までになって、コシボソヤンマ、ミルンヤンマの産卵撮影は空振り続き。
漸く気温低下の予報で、この時期、この気温なら夕方まで待たずに撮れそうです。正午から待機しました。
13時半を過ぎてミルン2♀が現われましたが、落着く前に見失い、その後は飛来なく満足に撮れずに終了です。
♀が不活性で探雌の♂の目撃は夕方の1回のみ。曇天で時々日が射したり、雨が降ったりで最高気温31℃。

13時40分頃 目を付けていた朽木に着地 辺りはかなり暗い






約30秒後、さあこれからという時にすぐ上に飛ぶ ストロボ光を嫌ったのか一時避難 産卵再開は確実の場所


数分で産卵を再開しましたが、上流に飛んで姿を消しました。しばらくして下流を探索すると♀が飛んでいます。
おそらく先程とは別個体。転々と移動して産卵場所を探していたので後を追うと低い枝に止まりました。

13時55分頃 腹部を曲げる産卵前の行動 約2分間で飛ぶ


産卵場所がなかなか定まらず、ここは基質が不適で15秒で上空に これも見失う


コシボソヤンマの産卵も期待していたのですが、目撃はありませんでした。

<コシボソヤンマ> ♀ 腹端が濡れていて産卵後の様子




到着時から16時になっても止まっていた♂

2023.8.27 東京都

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ミルンヤンマ 2023<8月①>

2023-08-14 | ミルンヤンマ

<8.12>

待望のシーン

雨が降っても一時的で高気温が続きます。台風の余波でしばらく雨予報で晴はこの日まで。さて、どこに行くか。
迷いながら夕方のミルンヤンマの産卵に行きましたが、時期がやや早く目撃は1♀のみ。撮る前に飛びました。
ぶら下がりはどれも若く、これまでかと土手を見て回るうち、16時20分頃に静止する交尾態を見つけました。
よい場所ではありませんが、待望のシーンの撮影が実現。この時期に行って大正解でした。最高気温35℃。

竹藪の少し奥 小枝の見間違いかと半信半疑で接近すると交尾態が止まっていた 高さは水面から2m半くらい






発見から約40分後 交尾解除を待っているとスズメバチに絡まれて交尾態のまま樹上に飛んで見失う


若くて綺麗な♂のぶら下がり 1m近くに若い♀がいるが無関心






♂が飛来する前からぶら下がっていた若い♀ ♂も♀も17時半になっても動かず






別個体






<コシボソヤンマ> ぶら下がりの♂ ♀の目撃はなし




別個体

2023.8.12 東京都

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ミルンヤンマ 2022<9月>

2022-09-29 | ミルンヤンマ

<9.28>

珍現象

朝晩冷え込み、やっと秋らしくなってきました。今季行っていない西多摩のミルンヤンマです。最高気温26℃。
午前中は3♂が流れを往復していたのみで、探雌行動が盛んになったのは15時頃から。よくあるパターンです。

この日はホバリングする♂を何度か目撃。淀みのある一角で、上流と下流から探雌する♂が丁度出会う地点です。
バトルになり飛び去ることが多いものの、下流からの♂が手前で速度を落とし時にホバリングを見せました。
過去の目撃もこの一角のみ。ホバリング自体は2、3秒ですが、長いと2分程留まるので撮影機会がありました。
約15分間に数回現われてホバリングしたのは見たことがない珍現象。バトル後も戻るので同じ♂と思われます。

13時20分頃の♂ 上流での探雌行動


14時40分頃の♂ ホバリング地点の手前で探雌




約3mの範囲をホバリングしながら飛ぶ ♀が来るポイントではなく縄張りを誇示する行動か
















11時半頃に盛んに探雌していた♂が休止 15時を過ぎても動きなし




♀の目撃は2回。落着いた産卵は最後まで見られませんでした。

正午過ぎの♀ 産卵場所が定まらず数mから10数mで着地して上流に移動 ここで見失う


14時50分頃の♀ 転々と移動してやっと落着いたところで♂が飛来して逃げる



2022.9.28 東京都

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ミルンヤンマ 2022<8月②>

2022-08-30 | ミルンヤンマ

<8.30>

秋が近づく

中旬以降も暑い日が続き、気温が下がる日は雨。ミルン、コシボソヤンマの産卵が撮れずに8月も残り2日です。
3日続きで30℃に届かず漸く秋が近づく気配を感じる日、遅ればせながらミルンヤンマの産卵を撮影しました。
14時までに2♀が産卵。以後の目撃はなく、帰り道は予想したとおり雨。曇天で最高気温26℃、湿度80%。

正午頃に到着すると、すでに産卵中の♀をあっさり発見。しかし、十分産卵した後のようですぐに飛びました。

最初の♀ 生木に産卵 木屑が付着していて長時間産卵していた様子


13時頃、次の♀が同じ木で産卵を始めました。産卵意欲旺盛で、すぐに落着いて約55分間の長い産卵でした。

2番目の♀ 先程の♀とほぼ同じ場所で産卵開始






同じパターンの撮影になって埒が明きませんが、辛抱して待っていると約20分後に木の反対側に飛びました。











約18分後、再び木の反対側に移動






別個体の休止 産卵の目撃はないが、産卵管の状態から産卵直後であることが分かる



2022.8.30 東京都

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