ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

サラサヤンマ 2017<5月②>

2017-05-31 | サラサヤンマ

<5.31>

悲惨な月末

今季のサラサヤンマ、中旬に産卵を撮影していますが、定番の♂のホバリングを撮っていないので物足りません。
前回と同じ湿地に行くと、探雌を兼ねて摂食飛翔する1♂が飛んだのみ。ホバリングは殆どしませんでした。
♀も飛来せず、待機場所に現われたのは何とマムシ。時期が終わったとは思えず、日が悪かったのでしょう。
悲惨な月末でした。それにしても、今季の当所の個体数は極端に少ないようです。高湿度で最高気温27℃。

♂ 飛翔






約1時間飛び回って縄張り行動に入ったと思いきや、約1分で姿を消してしまいました。

♂ 静止



2017.5.31 千葉県

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アオヤンマ 2017<5月②>

2017-05-30 | アオヤンマ

<5.30>

辛うじて撮影

アオヤンマの池、羽化はその後見られず未成熟も撮らないまま時が経過。5月も下旬、生殖活動が盛りの頃です。
出遅れ気味ですが、様子を見に行きました。探雌は活発でも♀は殆ど目にせず、交尾態の目撃は3対でした。
12時50分頃、産卵に来た♀を見て急いで近寄ると、一足先に♂に捕まって葦原のなかに交尾態がいました。
隙間からシャッターを切った瞬間飛び上がって近くに止まりましたが、強い風が吹いて再び飛んで見失いました。
1分程の出来事でした。草被りながら辛うじて撮影した今季初の交尾態です。最高気温28℃。

交尾態


50㎝程上に移動したが、ここも草が被る 直後、樹上に消えた


静止は捕食する♂のみ。

♂ 捕食

2017.5.30 東京都

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クロサナエ・ダビドサナエ 2017<5月②>

2017-05-29 | サナエトンボ科ダビドサナエ属・ヒメクロサナエ属

<5.29>

再確認

前回から1週間後の源流域です。クロサナエとダビドサナエの共存が定着しているのか、再確認に行きました。
この日は出がよく、午後の3時間で11回産卵。長くて30秒、大概は10数秒で消えて相変わらず敏感です。
全てクロサナエとみて撮影していましたが、後程画像を確認した結果、2回ダビドサナエか来ていました。
クロサナエの産卵場所に上流に進出したダビドサナエが飛来するようで、前者が神経質になっている感じです。
両種とも♂は全く見ていません。平地の最高気温は27℃。
ところで、ヒメクロサナエは一度も♀を見ませんでした。今年は個体数が少ないようです。

<クロサナエ> ♀ 産卵
















<ダビドサナエ> ♀ 産卵




2017.5.29 東京都

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ヤマサナエ 2017<5月②>

2017-05-29 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<5.28>

夕方の産卵

上旬にヤマサナエの羽化を観察した鎌倉の小川、産卵が始まっているはずです。夕方の様子を見に行きました。
16時過ぎ、羽化場所の上流で木漏れ日のなかをホバリングする♀を発見。遠くても分かり駈け付けました。
待ち時間なしで効率的でしたが、すでに産卵中で見つけてから2分程で終了。後が続かず、目撃は1♀でした。
この時間帯、♂は全く見られず。当地の生態を知るには観察を続ける必要があるようです。最高気温25℃。

♀ 産卵








打水は撮れず


♀ 静止 余程疲れたのか一時石に止まり、この後樹上に消える

2017.5.28 神奈川県

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ムカシヤンマ 2017<5月>

2017-05-28 | ムカシヤンマ科

<5.27>

粘った甲斐

ムカシヤンマの産卵撮影です。1週間前、4月下旬に羽化を撮影した茨城の産地に行って、♀の目撃なく空振り。
このままでは終われず、岐阜の産地に出直しです。3日間雨が続いた後の晴、よもや外すことはないはずです。
♂が多数待機していて、上空でのバトルが何度も見られ気配上々。ところが、いくら待っても♀が出てきません。
最高気温24℃でも、午後からは度々日が陰り、肌寒さを感じるくらい。連続で外す嫌な予感がしました。

13時40分過ぎ、周辺にいた♂が姿を消すと♀が現われ、崖の窪みで産卵。しかし、20秒程で飛びました。
個体の識別ができない程の暗い所で、まともに撮れませんでした。

♀ 産卵




当所は正午前後の産卵が多いので、半ば諦めながらも♀を見た場所で待機。待機時間は延べ4時間を超えました。
14時35分、遂にふらふらと♀が飛来して、狙っていた崖のポイントに止まりました。産卵開始です。
地上数10㎝の高さの岩の苔を転々と移動し、崖の低い位置の1m程の間を行ったり来たりして約11分間産卵。

♀ 産卵










5分経過。産卵意欲旺盛で、すっかり落着きました。すぐ近くから反対サイドに回り込んでも反応なし。

















♀を待つ♂の様子です。いつもより産卵場所に近い所で待機する個体が目立ちました。

♂ 静止











2017.5.27 岐阜県

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