ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オツネントンボ 2022<3月②>

2022-03-29 | アオイトトンボ科

<3.28>

花曇り

桜の開花から1週間、満開を迎えました。2週間ぶりのオツネントンボです。最低10℃、最高気温17℃。
気温が上がらず風もやや強く、連結産卵は低調で3対のみの目撃でした。水生植物の新芽はまだ少ない状況です。
晴れないと活性がない一方で、強い日射し下では本種は撮り難いので、贅沢ながら薄日を期待しています。

12時45分頃の連結態は、約1時間新芽から離れずに産卵。都合よく時折り翳りました。産卵後は花曇りです。

連結産卵










約1時間経過 産卵終了の気配


連結解除直後


連結を解いた♂は猛スピードで林に飛び、♀は近くに止まって約2分間丹念に産卵管をクリーニング。

♀ 産卵後のクリーニング行動




ほぼ同じ頃に現われた連結態は水面の枯れ茎で約40分間産卵。連結解除後、単独産卵に移行しました。

連結産卵






約3分間の単独産卵 



2022.3.28 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オツネントンボ 2022<3月①>

2022-03-15 | アオイトトンボ科

<3.14>

産卵始まる

2日間暖かな日が続き、24℃まで気温上昇の予報。これならオツネントンボの産卵が見られるはずです。
これまで15日以前の目撃がなく一抹の不安があったものの、都下の公園に行くと水辺に♂が出ていて一安心。
最低気温10℃、予報どおり季節外れの陽気になり、連結産卵を4対目撃。おそらく今季最初の産卵と思います。

水面に浮く枯れ茎で2対が産卵を始めました。数少ない連結態がかち合うのは産卵場所が限られているためです。
散った花びらはいつもの桜ではなく、今が盛りの梅。後10日もすれば生殖行動が活発化することでしょう。

連結産卵






左の♂はしばらく辛抱していましたが、翅を掴まれるとさすがに抵抗。右の♂が先に飛び上がりました。



午後の連結産卵は1対のみでした。まだ個体数が少なく交尾の目撃はありません。







♂ クリーニング行動



2022.3.14 東京都

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする