ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2017<8月>

2017-08-31 | カトリヤンマ

<8.27>

思う位置には

8月の関東は記録的な日照不足になり、長雨でトンボの活動状況が読めないうえ、行く日の選択に腐心しました。
カトリヤンマの交尾もそろそろ行かないと撮り損なう恐れがあります。天候は万全でないものの決行です。
曇天で気温が上がらず最高気温は28℃。探雌行動に活性を欠く割に交尾態5対を目撃して4対を撮影しました。
しかし、どれも思う位置に止まらず、劣悪な環境下で約6時間待機する羽目になりました。

止まっていた交尾態を発見したのはこれのみ、暗い木陰の先にいました。一歩踏み込んだ途端に飛ばれました。

交尾態


他は交尾態になって飛ぶ個体を見つけるいつものパターンです。すべて見上げる樹上に止まりました。

まだ低い方の交尾態


午前中に撮影した一番高い所に止まった交尾態 約1時間の交尾 




強い風が吹いて


道端に飛んできた最後の交尾態 一瞬で移動した


林内で休止する♀が多く♂が見つけられないのが不思議です。尾毛を見ると産卵が始まっているようです。

♀ 静止










♂ 静止







2017.8.27 栃木県

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オオルリボシヤンマ 2017<8月>

2017-08-29 | オオルリボシヤンマ

<8.25>

追尾飛行

ルリボシヤンマを撮影した湿原では、例年、一番大きな池塘の1ヵ所のみでオオルリボシヤンマが見られます。
この日は、遅まきながら14時過ぎに縄張り飛翔が始まりました。ルリボシヤンマが来ると勢いよく追払います。
気が付かないうちに♀が入っていて池の隅で産卵。縄張りの♂が追尾飛行を始めました。目撃はこれのみです。

産卵する♀と追尾の♂


♀ 産卵 ♂を警戒中




産卵する♀と追尾の♂




♂ 飛翔



2017.8.25 静岡県

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ルリボシヤンマ 2017<8月>

2017-08-27 | ルリボシヤンマ

<8.25>

炎天下の高原

今年もルリボシヤンマが確実に見られる高原に行きました。ざっと見て20頭程の♂が湿原を飛交っています。
ところが、日が陰らずあまりホバリングが見られません。標高のある高原でも日光直撃で最高気温は32℃。
気温が上がって♂が減ると♀が池に入ってきましたが、草陰を探す前に突然現われる♂に持っていかれます。
数回目撃した交尾態は樹上高く消えるばかりで、産卵撮影はできず、炎天下で時間を費やしました。

♂ 飛翔















2017.8.25 静岡県

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ヤブヤンマ 2017<8月③>

2017-08-25 | ヤブヤンマ

<8.24>

猛暑日復活

昨日、関東各地で猛暑日が復活、今頃暑さが戻りました。まだ名残のミンミンゼミやクマゼミの声が聞こえます。
一方、夜になると秋の虫の音、季節の移り変わりが分からない状況です。終盤のヤブヤンマを見に行きました。
最高気温は35℃まで上がり、♀は全く現われませんでした。♀が来ないことには何も始まりません。

午前中、2♂が池端から林の中まで執拗に探雌して、1♂が低い枝に何度も止まりました。老熟前の個体です。
そのうち1時間以上動かず、ぶら下がりヤンマ状態になりした。今季はこれが見納めになりそう。

♂ 静止



2017.8.24 東京都

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ミルンヤンマ 2017<8月>

2017-08-25 | ミルンヤンマ

<8.22>

今季も順調

3日前は姿を見なかったミルンヤンマ。まだ早いとは思いつつ同じ谷に行きました。最高気温は前回同様32℃。
行って正解。2回目で産卵が撮影できました。しかも2♀が飛来、今季も順調に生息しているようです。
ただ、数年ぶりに大量発生のスズメバチには閉口させられます。コシボソヤンマの♀は通過したのみでした。

11時過ぎ、シダに潜り込む♀を発見。出てきたところで探雌のコシボソヤンマに驚いて姿を消し逸機しました。
産卵途中なので再び来るはず。約30分間待つと降りてきて上流に向かい珍しく日が当たる朽木に着地しました。

♀ 産卵


3分程辺りを飛び回ってから、大きな朽木に着地。この時期にしては落着いて約20分間産卵しました。







落着いたのは撮り難い所で、そこから動きません。撮影時間は十分でも最後まで望む位置には来ませんでした。



朽木の側面への産卵を真上から撮影




撮影中に次の♀が産卵に入りました。同じ朽木に着地しようとしましたが、先の♀に威嚇されて姿を消します。
先の♀が産卵を終えてから約30分後、おそらく逃げた♀が再び現われました。若くて綺麗な個体です。
例の朽木には近寄ろうとはせず、産卵場所が分かっていないのか、流れの中の石に何度も止まりました。
約40分間、飛来しては消える繰返し。敏感で数秒で移動します。その分、多様なパターンが撮影できました。

♀ 飛翔 産卵移動


♀ 産卵










♀ 静止 奥まった低木に休止


帰り道、未成熟♀が飛び出して梢に止まりました。まだまだこれからです。

♀ 未成熟 静止

2017.8.22 神奈川県

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