ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミルンヤンマ 2022<8月②>

2022-08-30 | ミルンヤンマ

<8.30>

秋が近づく

中旬以降も暑い日が続き、気温が下がる日は雨。ミルン、コシボソヤンマの産卵が撮れずに8月も残り2日です。
3日続きで30℃に届かず漸く秋が近づく気配を感じる日、遅ればせながらミルンヤンマの産卵を撮影しました。
14時までに2♀が産卵。以後の目撃はなく、帰り道は予想したとおり雨。曇天で最高気温26℃、湿度80%。

正午頃に到着すると、すでに産卵中の♀をあっさり発見。しかし、十分産卵した後のようですぐに飛びました。

最初の♀ 生木に産卵 木屑が付着していて長時間産卵していた様子


13時頃、次の♀が同じ木で産卵を始めました。産卵意欲旺盛で、すぐに落着いて約55分間の長い産卵でした。

2番目の♀ 先程の♀とほぼ同じ場所で産卵開始






同じパターンの撮影になって埒が明きませんが、辛抱して待っていると約20分後に木の反対側に飛びました。











約18分後、再び木の反対側に移動






別個体の休止 産卵の目撃はないが、産卵管の状態から産卵直後であることが分かる



2022.8.30 東京都

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ルリボシヤンマ 2022<8月③>

2022-08-29 | ルリボシヤンマ

<8.29>

気温落着く

前日の雨で気温が落着く模様、ルリボシヤンマの産卵撮影です。暑いと夕方になりますが、昼頃に産卵するはず。
産卵は8月上旬に始まっているものの、まだ個体数が少なく撮れていません。時々薄日が射し、最高気温26℃。
予想どおり早い時間帯に2♀飛来、3回目にして撮影しました。15時頃に24℃に下がると気配がなく、撤退。

最初の♀は12時50分頃、池を転々として1ヵ所10秒程で飛ぶ状態。約6分後に♂が飛来して逃げました。

最初の♀ ♂を警戒してか翅を立てている 


2番目の♀は13時半頃、飛来を見逃していて、すっかり落着いて産卵中。約20分後、♂に捕捉されました。
上の♀と比較して分かるとおり、複眼に青みがある個体で当地では割によく見るタイプです。

2番目の♀














♂が姿を見せた途端に飛びかかる シャッター速度を変える余裕なし


一暴れして6秒で連結成功 この後飛立って空中で交尾態になる

2022.8.29 東京都

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カトリヤンマ 2022<8月>

2022-08-28 | カトリヤンマ

<8.27>

異常な蒸し暑さ

恒例のカトリヤンマの交尾撮影。雨予報やら高気温やらでなかなか決行できずでしたが、これ以上は待てません。
午後から探索して12時半から13時までに集中して6対の交尾態を目撃しました。その後は約1時間の空白。
気温が上がり過ぎると♂の活性がなくなり、林は異常な蒸し暑さで限界。14時過ぎの個体を最後に撤退です。
予想以上の気温になって汗びっしょりでした。懸念した雷雨にはならず、晴間のある時間が長く最高気温33℃。

交尾態 1対目はカメラを構えた途端に飛び、最初に撮れたのはやや低い枝にいた2対目




樹上にいた交尾態は完全に落着いている 他の5対もすぐ樹上に飛んだ




探雌行動が再開した14時10分頃 よい位置に止まっていた交尾態を発見






相当慎重に回り込むも、約1分後に樹上に飛ぶ


オオアオイトトンボ♂を捕食する♂ オオアオイトは多数 付近で当所初めてのホソミイトトンボを目撃した




♂ 静止


まだ若い♂


未成熟の♂


今季もハネビロエゾトンボのトップシーズンには行かず、♂は飛んではいてもまばら。そんななかでの交尾態です。

<ハネビロエゾトンボ> 交尾態

2022.8.27 栃木県

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ヒメアカネ 2022<8月>

2022-08-27 | トンボ科アカネ属

<8.22>

悲運

ルリボシヤンマの湿原では未成熟のヒメアカネが散見されましたが、小さくて目立たず飛ばないと分かりません。
シオカラトンボの餌食になった悲運の未成熟♀を目撃。周辺で無数のキイトトンボが探雌して飛び交う環境です。

シオカラトンボの若い♀に捕食される♀


小移動




目撃した数頭は♀ばかりで、羽化場所近くにいた様子。しばらくは移動しないのか林縁では見ませんでした。

♀ 未成熟 上の8分前の撮影 目を離した時に以下の2♀のうち多分1番目の♀が捕食された 


別個体

2022.8.22 静岡県

昨年の9月上旬、林縁にいた♂。この頃は腹部がすっかり赤くなっています。何故か♀は見ませんでした。

腹部が赤くなった若い♂



2021.9.7 静岡県

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オオルリボシヤンマ 2022<8月>

2022-08-26 | オオルリボシヤンマ

<8.22>

気分転換(その2)

ルリボシヤンマの湿原では、極少数派ながらオオルリボシヤンマが見られます。産卵は目撃しても1日1♀程度。
到着した朝方、2♂が隣接する池塘で縄張りしていて、ルリボシヤンマが飛来する度に激しく追い回していました。
これなら産卵に来るはずと期待しましたが、今回♀の飛来はありませんでした。

珍しくホバリングする縄張りの♂









2022.8.22 静岡県

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