ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2023<11月>

2023-11-06 | カトリヤンマ

<11.3>

異様な光景

前回から1週間後、埼玉のカトリヤンマのホバリング狙いです。夏日の予報で不安ですが、時期が迫っています。
13時直前、暗い湿地に現われた♂が飛び回って探雌、一旦静止してから林に消えました。再来を念じて待機。
約20分後に現われて今度はホバリング。腹部を曲げて飛び、面白いシーンが撮れると期待するも様子が変です。
静止するまで同じ姿勢で飛び続けました。腹部を水平に保てず、異様な光景でした。秋晴れで気温26℃。

腹部を曲げたまま約5分間安定したホバリング




腹部第5節の前後が何らかのダメージを受けている様子


静止の状態 腹部の曲がりは大きくない


14時頃からぽつぽつと♀が飛来しましたが、相変わらず少ない状況です。産卵は15時を前に終了しました。

産卵休止 明るい湿地に産卵にきた♀


明るい湿地での産卵


暗い湿地での産卵 ここでも落着かず

2023.11.3 埼玉県

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カトリヤンマ 2023<10月④>

2023-10-29 | カトリヤンマ

<10.27>

今季初めて

前回から3日後、再び埼玉のカトリヤンマです。13時頃に暗い湿地で今季初めてのホバリングを目撃しました。
短いホバリングを交えての探雌行動で、約1分間で飛び去りました。それにしても出が悪い。快晴で気温23℃。

ホバリングを交えて探雌する♂




13時50分頃、最初の♀が産卵を始めると、突然♂が現われて飛びつきましたが、捕捉失敗。♀は逃げました。
上の♂が近くに静止して待っていたようです。その後、♀を探してやや広い範囲を約20分間飛び回りました。
湿地の要所要所でホバリングを見せたものの、♀を取り逃した後だけに安定せず、追うだけでも一苦労でした。









腹部の左側は擦れてているようにも見えるが泥 かなりの老熟個体




産卵は15時前後に3♀を目撃していますが、いずれもかなり敏感でした。今季は♀も極端に少ないようです。

暗い湿地の土手で産卵


朽木に産卵


別個体





2023.10.27 埼玉県

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カトリヤンマ 2023<10月③>

2023-10-27 | カトリヤンマ

<10.24>

気配なし

3回目の埼玉のカトリヤンマ、昨年は4回行って毎回ホバリングが撮影できましたが、まだ目撃すらありません。
今回も気配なく、14時前に探雌に来た♂はすぐに止まります。その後、散発的に♀が飛来したものの落着かず。
15時過ぎに3♀が同時に飛来しても同じ状況でした。天候はまずまずで、何が悪いのか。晴天で気温23℃。

一回り探雌すると静止してしまう


しばらくして♀が飛来するも、すぐに産卵をやめ静止した


以下、14時半から15時半までの産卵です。どれも落着かず、一瞬の産卵に振り回されたま終了しました。

暗い湿地での産卵






前回から10日以上経過して、リスアカネの生殖活動は終盤。連結産卵しても力なく、大半はすぐに休止します。
しかし、まだ終わったわけではなく、待ち構えていた縄張り♂が♀を捕捉しました。

<リスアカネ> 交尾態



2023.10.24 埼玉県

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カトリヤンマ 2023<10月②>

2023-10-18 | カトリヤンマ

<10.13>

ホバリングせず

今季のカトリヤンマは、ほぼ1週間前の初回に産卵を撮ったものの、ホバリングには時期が早く目撃なしでした。
出直すと風もなく絶好の天候。しかし、13時頃に樹上を探雌した以外♂が飛ばず、ホバリングは再度持ち越し。
産卵は14時過ぎの明るい湿地の2♀を皮切りに、14時45分頃になって暗い湿地に数頭同時に飛来しました。
15時半を過ぎても気温23℃のまま、2♀の産卵が続きましたが、落着きのない個体で諦めて撤退です。

14時45分頃 産卵場所を探して一瞬着地した♀






14時55分頃 やや落着いた♀が朽木の陰に入って約2分半産卵






飛立って、すぐ上の朽木に戻ってきた



産卵移動 長くホバリングすると大概着地する


ここでは落着かず、樹上に静止した後見失う 転々と移動して約15分間産卵した




15時30分頃 追い回し過ぎたか低い枝で休止した♀

2023.10.13 埼玉県

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カトリヤンマ 2023<10月①>

2023-10-11 | カトリヤンマ

<10.7>

初回にして成果

例年、この時期に行く西多摩のミルンヤンマは9月末からの2回とも活性なく、昨日は探雌の目撃も皆無でした。
まったくいないわけではなく摂食の1♂、1♀は見ていますが、今後の生殖行動が想定できない様相です。

こうなると、関東で確実に撮れるヤンマはカトリヤンマ。時期的にホバリングには早く、産卵狙いで行きました。
強風が吹き荒れ、一時はどうなることかと心配しましたが、幸い風がおさまり落着いた♀に巡り会いました。
昨年は振り回された産卵撮影ですが、初回にして成果あり。要は出会う個体次第です。快晴で最高気温は24℃。

14時頃、それまでの風で不活性であったリスアカネが一斉に連結産卵が始めると、同時に♀が飛来しました。

14時頃に乾燥した湿地に最初に飛来した♀ 1分程で飛び去る


約12分後 同じ♀が再び現われ、ここで少し落着き約30秒間産卵 やはり1分程で姿を消した




14時40分頃、明るい湿地に飛来した♀が暗い湿地に移動し本格的に産卵を始めました。最初と同じ♀でした。
湿地内を転々と飛び回って1回の産卵時間は短いものの、産卵に集中していて少々接近しても逃げません。
同時に2♀が入ったようですが見失い、結局撮れたのはこの♀のみです。暗い湿地内に約20分間留まりました。



ここでは2分近く産卵






産卵移動


15時頃 ここで産卵終了 




正午前後にリスアカネの連結産卵を殆ど見なかったのは強風の影響と思われ、14時頃に集中して飛来しました。

<リスアカネ> 交尾態 単独産卵の♀を縄張りの♂が捕捉した


別個体 交尾を解いた直後

2023.10.7 埼玉県

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