ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ハネビロエゾトンボ 2023<8月②>

2023-08-27 | ・ハネビロエゾトンボ

<8.25>

林内の交尾態

ハネビロエゾトンボの交尾態の目撃は、大半が産卵時の♀の捕捉ですが、時に水路から離れた林内でも見かけます。
林での探雌は稀で捕捉の状況は不明ながら、猛暑日になると休息する♂、♀とともに稀に交尾態が止まっています。
水路ではホバリングが見られたものの、暑過ぎて面倒になり撮影していません。最高気温35℃。

林内の低い位置に止まっていた交尾態




日光直撃でも動かない


暗く低い位置で休止する♂


樹上の♂ 1m程奥に♀が休止しているが無関心


上の♂の近くにいた♀

2023.8.25 栃木県

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ハネビロエゾトンボ 2023<8月①>

2023-08-21 | ・ハネビロエゾトンボ

<8.18>

通常とは異なる産卵

久し振りにハネビロエゾトンボの産卵です。以前は必ず撮りに行っていましたが、ここ2年間は撮影していません。
11時から1時間半程で8♀が飛来、うち4♀が縄張りの♂に即刻捕捉され、飛翔する♂が減少していきました。

捕捉されない♀は1分半以上産卵しますが、♂を警戒して変則的に動き、打水間隔は極端に短くほぼ連続的でした。
当所では、比較的安定したホバリングをして時折打水するパターンが大多数ですが、どの♀も通常とは異なる行動。
容易に撮れるはずが、ピントは運任せです。暑さに強いトンボでも午後の活動はさすがに鈍化。最高気温35℃。

やや長く約2分間産卵した♀の打水 5m以上の広範囲を石の陰に隠れるようにして移動 打水は予測不能


1分半程産卵した♀ これもホバリングする位置が定まらず突然打水 打水毎に方向転換した




通常の産卵ポイントから少し離れた暗がりで産卵していた♀ 珍しく連続打泥産卵 実際は石の苔




産卵に飛来した♀を捕捉した交尾態です。3対の着地を確認しましたが、撮れる高さに止まったのは2対でした。

高い梢の交尾態


別個体 どれも樹上高く飛んでしまう


流れの脇で休止する♂。気温上昇時に時々見る行動で他の♂が飛来しても無反応。縄張り行動ではないようです。

休止する♂ 寄っても飛ばない








午後の林内では2桁の♂と3♀の休止を目撃。高気温時に度々林内で見かける交尾態の目撃はありませんでした。

林内で休息する♀

2023.8.18 栃木県

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ハネビロエゾトンボ 2020<8月②>

2020-08-31 | ・ハネビロエゾトンボ

<8.28>

こういう日があるとは

猛暑が続いていますが、約2週間前に交尾が撮れていないハネビロエゾトンボに出直しです。最高気温35℃。
水路を飛ぶ♂が極端に少なく、あるいはと梢をチェックすると低い枝で2対、3対と交尾態が見つかりました。
産卵♀を捕捉したり、飛来した交尾態が加わって、さらに数を増しました。こういう日があるとは驚きです。
気象条件、時期等微妙な違いによるのでしょう。さらに高気温の前回のように水路際で静止する♂は見ません。

交尾態








別個体


別個体


別個体


別個体




打泥産卵をする♀、打泥は初めての目撃です。殆どヒットしないうち♂に捕まりました。こればかりは高い梢に。

♀ 産卵


午後、林内に移動しても交尾態が見られ、撮り飽きて通過する状態。長年探し回っていたことが噓のようです。

交尾態


交尾態と静止の♂


♂のぶら下がり






♀のぶら下がり


別個体

2020.8.28 栃木県

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ハネビロエゾトンボ 2020<8月①>

2020-08-16 | ・ハネビロエゾトンボ

<8.13>

交尾か産卵か

猛暑日続きで木陰がないと危険な状況下ですが、栃木のハネビロエゾトンボの撮影強行です。最高気温36℃。
暑くなると低い位置で見る傾向がある交尾態を撮るつもりでしたが、交尾の目撃は2回でいずれも高い梢。
交尾狙いでも♂の死角になる場所での産卵は撮影の好機です。交尾か産卵か、大抵撮れるのはどちらかです。

明るい草の間で激しく動きながらも約3分半に亘り産卵した♀です。暑さを忘れて撮影した一時でした。

♀ 産卵




















産卵の目撃は4♀、うち2♀が♂に捕まりました。上の♀を除くと産卵撮影のチャンスは殆どありませんでした。

♀ 産卵 ♂に捕まり交尾に至る


♀ 産卵 別個体 打水の間隔が極端に短く連続産卵に近い動きで1分程で飛び去る


♀ 産卵 別個体 ♂に捕まり交尾に至る


梢を見上げると数頭の♂と1♀が止まっていました。

♀ 静止


縄張り飛翔はあまり見られず、3♂が梢ではなく川端の草に度々休止。以前にも暑い日に見た光景です。

♂ 静止


別個体


♂ 飛翔











2020.8.13 栃木県

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ハネビロエゾトンボ 2019<8月>

2019-08-15 | ・ハネビロエゾトンボ

<8.11>

何時もどおり

7月下旬か8月上旬に必ず行くハネビロエゾトンボ。少し遅れました。北関東は猛暑が一段落、最高気温31℃。
何時もどおり♂が飛び、撮影対象が常時いるのは有難いことです。何回か目撃した交尾態はすべて高い樹上に。
断続的に産卵が見られましたが、動きの激しい♀ばかりでヒット率は低調でした。

11時50分頃の産卵










この日は日陰より明るい場所での産卵が圧倒的に多く、♂を警戒してか激しく飛び回りました。

14時頃の産卵










通常は正午前後が産卵のピークですが、14時から30分間に集中しました。以下、当該時間帯の撮影です。







暗い流れでの産卵




♂ 飛翔 縄張り行動











2019.8.11 栃木県

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