ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

キトンボ 2023<10月②>

2023-10-13 | ・キトンボ

<10.11>

少なさに閉口

この時季の楽しみはキトンボの産卵撮影です。10時半の到着時は秋晴れの15℃。ただ、風が強いのが心配。
縄張り♂の目撃もなく、気長に待つことにします。ところが、11時半に20℃になってからも産卵の気配なし。
ちらほら現われたのは正午少し前、撮影できたのは12時半前の約2分間で、個体数の少なさに閉口しました。
多分に風の影響と思われますが、猛暑が影響しているのか疑心暗鬼になります。出直すかどうか悩みどころです。
避暑地から戻ってきたアキアカネは多数見られ、風には無関係の様子で、やたら交尾態が目に付きました。

11時15分頃 漸く縄張りの♂が姿を見せる


11時50分頃 連結態で飛来しても風が吹いて産卵せずに静止した


11時55分頃 単独産卵警護の♂ 連結産卵を始めても1分もしないうち連結を解く ♀は繁みのなか


12時20分頃 単独産卵して数10秒で静止した♀


正午を過ぎて、それまでの目撃は5対程度。ハスの下に潜る個体も多く、連結産卵を撮れずに終わる気配でした。
幸い風がおさまった12時25分頃、3対が同時に飛来して、やっと撮影。しかし、2分程ですべて消えました。
キトンボの場合、個体数が多くないと狙ったシーンをとることは困難です。目撃が10対に届かないまま終了。

12時25分頃 狭い範囲で3対が連結産卵 打水して腹端に蓄えた水滴を草叢に飛ばすスタイル










上の個体を最後に産卵が終了 産卵時間後の♂


午後、日だまりに出てきたオツネントンボ。例年、撮影するオオルリボシヤンマの産卵は目撃しませんでした。

<オツネントンボ> ♂


同 ♀

2023.10.11 長野県

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キトンボ 2023<10月①>

2023-10-07 | ・キトンボ

<10.3>

散見

マダラナニワトンボの池ではキトンボが散見され、先行して産卵が始まるのは他の共存地と同じ傾向のようです。
本命が登場すると水際に目がいきませんが、撮影時点では見渡せる範囲での連結産卵の目撃は3対でした。

10時50分頃 縄張りの♂


11時10分頃 交尾態 


11時20分頃 連結産卵 同時に3対が飛来


打水 当所では一旦打水して蓄えた水滴を飛ばす産卵スタイル 連続打水産卵は目撃しない




産卵弁に水を蓄えた状態 この後、岸辺に卵を含んだ水滴を飛ばす


マダラナニワトンボの産卵場所で圧倒的多数を誇るのはアオイトトンボ。時々リスアカネの連結態が飛来します。

<リスアカネ> 連結産卵


産卵休止

2023.10.3 新潟県

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キトンボ 2022<10月②>

2022-10-16 | ・キトンボ

<10.14>

再び長野へ

再び長野のキトンボ、10日前は中途半端な出方で出直しです。南関東は雨で道中心配でしたが、現地は快晴。
時期も気温もよく、10時半から11時をピークに連結態が多数活躍して13時過ぎまで産卵。最高気温22℃。

連結産卵








左の連結態は打泥産卵


連結態と干渉する♂




連結態の♀に飛び付く♂








打水して腹端に水をためる ここでは草のなかの泥に卵を飛ばした 






水滴を飛ばす 手前は単独産卵の♀


連結解除の直後


♂は単独産卵する♀を警護






縄張り♂が多いので単独産卵に移行する♀は少なく時間も短い この♀は長く約1分半産卵




産卵後の♀を捕捉した交尾態 敏感で追うのも大変




交尾拒否 産卵後の♀は簡単には交尾に応じない


産卵を終えて上空に飛ばずに池に留まった♀


13時15分頃に産卵終了 池端でぐったりする♀ 接近しても飛ばない



2022.10.14 長野県

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キトンボ 2022<10月①>

2022-10-07 | ・キトンボ

<10.4>

中途半端

翌日からしばらく雨が続く予報。キトンボには時期がやや早い気がしつつも、昨年と同じ長野の池に行きました。
到着の10時半前には産卵が始まっていましたが、個体数が増えないままで11時半以降は殆ど飛来せずに終了。
気象条件はまずまずでも、期待とは程遠い状況で中途半端な撮影になりました。秋晴れで最高気温24℃。

連結産卵




















連結態と干渉する♂


単独産卵






連結態 交尾態は2対を目撃するも撮影できず




午後の♂





2022.10.4 長野県

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キトンボ 2021<10月②>

2021-10-11 | ・キトンボ

<10.8>続編

単独産卵を狙う♂

大概の連結態は樹上等での交尾後に飛来しますが、連結産卵が一段落すると縄張り♂が単独産卵の♀を狙います。
連結から単独産卵の移行時も♂の警護付きとは限らず、単独で飛来した♀等様々ですが、時に交尾が成立します。
単独♀の撮影は面白いシーンに遭遇するチャンスで、今回は産卵する♀を♂が捕える場面にピントが合いました。

警護なしで単独産卵中に♂に捕捉された♀


♂が♀に連結を仕掛けるシーンの連写 この後交尾態で隣接する草原に飛ぶ




連結産卵から単独産卵に移行した♀と捕捉を狙う♂ 警護の♂は不在


上の♀


単独産卵中に2♂が侵入、警護の♂が争う間に1♂が産卵する♀を捕捉して交尾に至ったケースです。

単独産卵の♀と♂ どちらかが警護の♂で、片方は乱入した2♂のうちの1頭 ♀は産卵続行


侵入の♂が草叢に♀を落下させて連結する瞬間


連結態で飛び上がり空中で交尾態になって約20秒後に枯れたハスの葉に止まりました。交尾は約6分間。

交尾態






♂は上下の動き繰り返す

2021.10.8 長野県

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