<7.25>
盛況でも落着かず
何時までもぶら下がりを撮っているわけにはいかず、気温がやや下がる予報でネアカヨシヤンマの産卵撮影です。
12時40分頃からの2時間に待機ポイントに8回産卵に入り盛況でしたが、1分以上産卵したのは2♀でした。
探雌行動が途切れず、かつ念入りなので、落着くことなくすぐに飛んでしまいます。一方、交尾の目撃はなし。
気温は下がらず最高気温36℃、林内でも33℃。蒸し暑いのはネアカの産卵撮影には定番とはいえ息苦しい程。
13時10分頃 漸く撮影可能な朽木にきて産卵 30秒程留まる
13時30分頃 この日最長の1分間の産卵
14時10分頃 5秒もしないうちに飛ぶ
14時40分頃 折角近くに来ても10秒で飛ぶ 撮れてはいても撮った気がしない
探雌しては時々休止する♂ ♀が多いので探雌行動はいつになく活発で長く止まっている♂はいない
産卵が始まる前、午前中に撮影した樹上で休止する若い個体です。同じ一角で2♂、1♀を次々に目撃しました。
樹上の♀ 若く綺麗な個体
樹上の若い♂ ♀から3mも離れずに静止 ここでの探雌行動は見られず
すぐ近くにいた♂
2024.7.25 埼玉県
<7.22>
再びぶら下がりヤンマ7日目・9日目
都区内の公園の7、9日目のネアカヨシヤンマのぶら下がりです。これまで目撃のない♀がやっと現われました。
当所で♀のぶら下がりを見る機会は多くありません。前週活発であった探雌行動はなく、期待した交尾は空振り。
7日目の20日と9日目の22日に1♂、1♀を目撃。両日とも最高気温37℃。8日目は目撃なしです。
<7日目> 12時頃 ♀のぶらさがり 正面から見ると複眼の褐色が目立つ個体
13時頃 上の♀が移動
別個体 珍しく林縁の反対の池沿いにいた♀
11時20分頃 ♂のぶら下がり
13時頃 上の個体が移動 前週はこの時間に盛んに探雌していたが、移動後の♀から1m半の位置で静止
2024.7.20 東京都
<9日目> 13時20分頃 この日も目撃した♀のぶら下がり 2日前と同じ♀の可能性大
13時10分頃 ♂のぶら下がり 午後の目撃が多い
2024.7.22 東京都
<7.9>
ぶら下がりヤンマ4日目・5日目
都区内の公園のぶら下がりヤンマ4日、5日目撮影のネアカヨシヤンマ。4日目の目撃5♂は過去最多でした。
午後に執拗な探雌行動が見られ、交尾を期待しましたが♀はいないようでした。探雌は同じ一角での目撃です。
産卵場所と目される所からは遠く離れています。各々38℃、35℃、6日目は34℃で現われませんでした。
<4日目> 11時40分頃 1頭目の♂のぶら下がり
13時20分頃 2頭目の♂のぶら下がり 午後になって降りてくることが多い
13時25分頃 近くにいた3頭目の♂のぶら下がり
13時50分頃 林内に入ったり出たり繰り返し探雌していた♂が高い梢に静止した 4頭目
14時頃 5頭目の♂のぶら下がり
2024.7.8 東京都
<5日目> 13時頃 この日の目撃は1頭のみ 複眼が綺麗な個体
2024.7.9 東京都
<7.6>
ぶら下がりヤンマ初日から3日目まで
都区内の公園のぶら下がりヤンマの初日から3日連続でネアカヨシヤンマを目撃しました。今季は多いようです。
以前は殆ど見ませんでしたが3年前から増加傾向です。一方、昨年異常に多かったヤブヤンマはあまりいません。
3日間に撮影したネアカのぶら下がりをまとめて掲載します。いずれの日も目撃は2♂で♀の目撃はなし。
<初日> 11時50分頃 同じ一角に2♂がぶら下がっていた 1頭はすでに翅が欠けていた
同じ一角の奥にいた♂
2024.7.4 東京都
<2日目> 午前の♂のぶら下がり 見上げる樹上にいた
午後の♂のぶら下がり 老熟個体
2024.7.5 東京都
<3日目> 12時半頃 ♂のぶら下がり
13時頃 樹上の♂のぶら下がり これで連日2頭の目撃
2024.7.6 東京都
<8.2>
後寄せの産卵
8月初日は雷雨により気温低下の予報。雨上がりのネアカヨシヤンマの産卵狙いで行って、気温が戻らず空振り。
前日産卵していない分、高気温でも♀の飛来する確率が高いと予測して出直しました。気温36℃、湿度50%。
予想どおり、12時40分頃から♀が散発的に飛来しましたが、相変わらず落着かず一瞬で消えてしまいます。
連日の猛暑の影響か産卵は後寄せになっていて15時半頃から30分間に集中。やっと撮影機会に恵まれました。
探雌行動は活発で前回交尾態を見ていますが、老熟気味の♀が目立ってきて今季はこれにて打ち止めです。
14時50分頃 前回と同じ朽木に来た♀ 前回は一瞬で飛んだが約1分間産卵
落着くと思いきやここで終了
15時半過ぎ、3♀が一斉に飛来しました。1ヵ所に止まるのは20秒から1分程ですが、飛んでも戻ってきます。
完全に落着いたとはいえませんが、真っ暗な湿地の朽ち木を転々と移動して16時直前まで産卵が続きました。
泥土に産卵する♀ 複眼が黒化している
暗がりで一旦目を逸らすと飛ぶまで見失う状態
同じ朽木に1分程留まって産卵した♀
産卵タイム前の13時頃の光景です。♂が止まっていた同じ枝に♀止まリ、約5分後に双方同時に飛びました。
探雌行動を繰り返して静止した♂でしたが、♀が近くに来ても無反応。♀も何故♂の近くに止まったのか。
手前が♀で奥に♂
湿地に飛来した♀ 産卵のタイミングを見計らっている様子
樹上の♀
探雌して止まった♂を含め6♂を目撃 うち2♂のぶら下がり
別個体
2023.8.2 埼玉県