ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2020<10月④>

2020-10-31 | カトリヤンマ

<10.29>

断念

前回から再び1日空けて、カトリヤンマのホバリング撮影。以降は低温が続く予報で今回が最後のつもりです。
行く日が悪く、明るい湿地でのホバリングは外れでした。朝からすっきり晴れて気温は22℃に上昇。

♀の姿がない13時過ぎ、暗い湿地に♂が飛来して探雌。しばらくして地面すれすれでホバリングを始めました。
約30分間の長丁場でした。漸く本格的なホバリングが見られたことでもあり、これで断念することにします。

♂ 飛翔












想定外にホバリングが続いたので、少し明るい場所で待ち構えストロボなしで撮影しましたが、これが限界です。







ホバリングが終わって低い枝で約1時間半休止。近くで♂が飛んでも動かず、日が射し込むと飛び去りました。

♂ 静止


13時45分頃、同じ湿地に♂が飛来。最初の約10分間は飛び回るのみで、侵入♂とバトル後、落着きました。
個体が入れ替わったかもしれません。飛来してから約25分間、広く湿地を飛び、所々でホバリングしました。









この日の産卵です。14時過ぎに姿を見せ15時半頃終了。数個体のみの目撃に留まり、いよいよ最終盤か。

♀ 産卵





2020.10.29 埼玉県

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アキアカネ 2020<10月>

2020-10-30 | トンボ科アカネ属

<10.28>

稲刈り後の田圃

横浜の里山、遅めの稲刈りが終わると田圃の水溜りにアキアカネが産卵に来ます。今年も様子を見てきました。
薄曇りで気温20℃、なかなか♂が姿を見せず気を揉みましたが、10時40分頃に日射しが出ると活動開始。

♂ 飛翔 縄張り行動


♂が飛び始めて約30分後に最初の連結態が飛来。産卵は正午から約15分間に集中して、数対の目撃でした。
水溜りの残る田圃が多いので広く分散した様子でもあり、今季の個体数の多寡については何とも言えません。

連結産卵












以下は、腹部背面が赤化した♀の産卵です。この日、単独産卵の目撃はありませんでした。










2020.10.28 神奈川県

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オオアオイトトンボ 2020<10月>

2020-10-29 | アオイトトンボ科

<10.27>

早い時間の産卵

オオアオイトトンボ連結態の♀をカトリヤンマが捕食した日、13時頃から多数の連結態が飛び回っていました。
交尾も至る所で見られ、15時頃に早くも連結産卵が始まりました。前日は活性がなく、一日で様変わりです。

交尾態




3連結に見えたので慌てましたが、接近すると交尾態と同じ枝にいた産卵中の連結態が重なっていただけでした。

交尾態と連結産卵




連結産卵 交尾態が飛んだ後


連結産卵



2020.10.27 埼玉県

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カトリヤンマ 2020<10月③>

2020-10-28 | カトリヤンマ

<10.27>

♀の捕食

前回から1日空けて、連日のカトリヤンマ。日を受けてのホバリングを撮らずに終われないのは毎年の思いです。
しかし、昨日は探雌の♂を目撃したもののホバリングは一瞬、この日は♂自体の目撃がありませんでした。
昨日は朝方冷込み曇りがちながらも14時頃から晴れて23℃。産卵は極端に少なく、♂、♀とも活性ない状況。
この日は秋晴れでやや低い21℃、14時過ぎから一時に集中して産卵が見られ、♀の活動は日替わりでした。
2日ともまずまずの天候ですが、この時期、とくに♂の行動パターンは予測がつきません。

産卵場所を探してホバリングする♀がオオアオイトトンボの連結態を空中で襲い、♀を捕食しました。

♀ 静止 オオアオイトトンボ連結態の♂が枝に止まった状態で♀の捕食を始める






♂が逃げた後


♀ 静止


♀ 飛翔 産卵場所を探してホバリング


♀ 産卵



2020.10.27 埼玉県

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リスアカネ 2020<10月>

2020-10-28 | トンボ科アカネ属

<10.26>

減少傾向

カトリヤンマの湿地、かつて無数に見られたリスアカネが減少傾向です。少ない状況下、交尾態を目撃しました。

交尾態




オオアオイトトンボに攻撃されて小移動


湿地に陣取る♂が干渉するので、連結態は暗い場所へと移動します。なかなか明るい場所で産卵が見られません。

連結産卵




♀ 単独産卵


連結を解いた直後 ♀は単独産卵に移行



2020.10.26 埼玉県

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