ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オオセスジイトトンボ 2021<7月>

2021-07-23 | ・オオセスジイトトンボ

<7.19>

炎天下の沼で(その1)

東北のオオセスジイトトンボの撮影です。必ず釣り人がいる沼ですが、暑過ぎるのでさすがに人影がありません。
炎天下、探雌は盛んでも♀は水辺に姿を見せません。散々待って、縄張りの♂が♀を連結。交尾が撮れそうです。
ところが、移精して交尾に移行するはずが一向に進展しません。♀が茎にしがみ付いて交尾拒否。気温34℃。

連結態 ♂が♀を持ち上げようとする


約3分後、♂が諦め連結を解く ♀は逃げることなくしばらく静止


約50分後、同様のシーンを目撃。あまりにも暑く♀に交尾する気がないようです。水辺に来るのは捕食目的か。

連結態 交尾拒否


綺麗なブルーに色付いた♂






セスジイトトンボ♀を捕食する♂




水面に出ていた♀


老熟気味の♀


♀のクリーニング行動

2021.7.19 宮城県

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オオセスジイトトンボ 2020<8月>

2020-08-08 | ・オオセスジイトトンボ

<8.4>

浮葉植物上の交尾

天候が合わず7月中旬の東北巡りは断念。漸く天候が安定してオオセスジイトトンボだけでもと出かけました。
やはり時期が遅く、ピークを過ぎてかなり減っている様子。暑さのせいか活性もありません。最高気温は30℃。

炎天下、交尾態を探し回り、13時15分頃、やっと水面で交尾前の連結態を見つけ、移精から撮影できました。
この時期になると、単独で産卵に飛来する♀を♂が捕えて浮葉植物上で交尾するパターンが通常のようです。

連結態


♂が移精に持ち込む




移精 約15秒間


交尾に移行 


一旦交尾態になるものの再試行 約45秒かけて交尾成立


交尾態になると♂は腹部を屈伸する行動を繰り返します。セスジイトトンボと同様の行動パターンです。

交尾態




<セスジイトトンボ> 交尾態の比較


正午前に目撃した連結産卵




水辺の♂ 




水面の♀


同 捕食


草叢の♀ 捕食

2020.8.4 宮城県

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オオセスジイトトンボ 2019<7月②>

2019-07-28 | ・オオセスジイトトンボ

<7.26>

交尾態に苦労

今季撮影したオオセスジイトトンボ、オオモノサシトンボ、アマゴイルリトンボ、どれも交尾態を外しています。
当所のオオセスジが最後の機会です。到着早々、交尾態を見つけましたが、撮影準備中に交尾を解きました。
その後は連結しても交尾に応じない♀ばかり。予想外に苦労した末、やっと2対を撮影してきました。

連結態 交尾を解いた直後


交尾態


移動後




交尾態 別個体


移動後



2019.7.26 宮城県

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オオセスジイトトンボ 2019<7月①>

2019-07-05 | ・オオセスジイトトンボ

<7.2>

誤算

7月に入って関東はしばらく雨模様。晴予報の東北にオオセスジイトトンボの撮影に行きましたが、誤算でした。
青みを増した♂が盛んに交尾を仕掛けても♀は拒否ばかり。当地も悪天候続きで♀の成熟が遅れているようです。
交尾の目撃はなく、レンズが向くのは捕食シーンばかり。最高気温は28℃でも湿度が高く相当不快でした。

捕食の対象は、多数生息するセスジイトトンボが殆どで他にクロイトトンボ、羽化直後のモノサシトンボでした。
食欲旺盛なのはやはり♀。最初の画像は草原にいた若い♂がセスジイトトンボの連結態の♂を襲った様子です。

♂ 静止 捕食








頭部を喰いちぎったところで摂食を止めて飛び去りました。絶命寸前のセスジイトトンボ♂と残された♀です。



♂ 捕食

♂ 未成熟 捕食


♀ 静止 捕食






この日、唯一目撃した連結態です。産卵場所の選択が慎重でなかなか産卵しません。

連結産卵






♂ 静止




♂ 未成熟 


♀ 静止




♀ 羽化直後

2019.7.2 宮城県

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オオセスジイトトンボ 2018<6月②>

2018-06-25 | ・オオセスジイトトンボ

<6.22>続編

風強し(その2)

風は16時頃まで吹き荒れ、苛々しながらの撮影でしたが、遠方まで来て交尾、産卵を撮らずには帰れません。
交尾拒否が目立つなかで、正午前後に3対の交尾態を目撃して1対を撮影。強風が吹いてすぐに飛び去りました。
交尾より容易と思っていた連結産卵の撮影も1対。沼の中央に行くのか何故か殆ど姿を見ませんでした。

連結態 交尾前


交尾態




強風にあおられ交尾を解く




連結態 別個体 交尾前に葦原の奥に消える


捕捉の瞬間 別個体


セスジイトトンボの交尾態は、水面、草原の至る所で見られます。いちいち撮る気になりませんでした。

<セスジイトトンボ> 交尾態


16時過ぎになってから、遠くの連結産卵を目撃。何とか撮影して帰りました。

連結産卵



2018.6.22 宮城県

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