ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オオキトンボ・タイリクアカネ 2014<10月>

2014-10-31 | ・オオキトンボ

<10.30>

心残り

<オオキトンボ>

晩秋のトンボの活動は天候に大きく左右されます。しばらく出かけずにいると10月も終わり近くになりました。
この時期ならオオキトンボ。絶滅した栃木の産地で08年に見て以来です。初めての播磨の溜池を目指しました。
知見がなく2ヵ所の溜池を候補に朝方下見。いずれも池干しされていますが、どちらかに賭けるしかありません。
10時頃、池近くの草原で♂、♀ともに無事確認して、辺りを探していると草叢から交尾態が飛出しました。

交尾態


♂ 静止


♀ 静止




交尾態を目撃したので、産卵場所は近くの泥土と確信して待ちましたが、11時になっても気配がありません。
当所は断念、隣接する池に移動しました。タイミングよく連結態が飛来して産卵を始めましたが、キトンボ。
待機すると、今度こそオオキの連結態。ところが、縄張りのタイリクアカネに追払われ岸から離れていきました。
数対が飛来したものの、悉く同じパターンで撮れません。やっと単独産卵の♀が近くに寄って来ました。

♀ 産卵




♂ 飛翔 縄張り行動


単独産卵の♀が縄張り♂に捕まり、交尾態になって草叢に着地。初回にも拘らずこの日は交尾態に恵まれました。

交尾態

数分後、飛立って連結産卵を開始。正午直前のラストチャンスで、やっとレンズを向けることができました。
逆光のポジションばかりに向かいますが、遠方まで来て撮らずに帰るわけにはいかず、背に腹は代えられません。
思うようにいかず心残りですが、初めての先で交尾態と産卵が撮れてよしとすべきか。快晴で最高気温22℃。

連結産卵



















2014.10.30 兵庫県


<タイリクアカネ>

オオキトンボの産卵の邪魔者は初見のタイリクアカネ。光線条件のよい岸辺で♂が優雅にホバリングしました。

♂ 飛翔




連結産卵


♂ 静止


この日最初に出会ったトンボは、草原にいたタイリクアカネの♀でした。

♀ 静止 腹部背面が赤化した個体

2014.10.30 兵庫県

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キトンボ 2014<10月>

2014-10-30 | ・キトンボ

<10.19>

年々減少

年々減少する長瀞のキトンボ、1日1対の連結態が見られるかどうかの状態です。快晴で最高気温22℃。
10時過ぎ、縄張りの♂がホバリングを始めましたが、11時半になると休止ばかり。♀の目撃はゼロでした。

♂ 飛翔












♂ 静止

2014.10.19 埼玉県


数年前は、必ず連結産卵が見られたように思います。3年前の当地のキトンボです。

連結産卵








♀ 単独産卵

2011.10.23 埼玉県

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カトリヤンマ 2014<10月③>

2014-10-26 | カトリヤンマ

<10.19> 

ヤンマ見納め

10月中旬、朝晩の冷込みがきつく最低気温10℃以下の日が続きます。予報では気温が上がる日がありません。
厳しい状況ながら秩父のカトリヤンマの様子を見に行きました。秋晴れで最高気温は22℃。

2週続けての台風襲来で湿地に水が溜まり、予想以上に環境が変化していました。前回とは別の場所で待ちます。
13時過ぎに♀が飛来しましたが、葦原の奥に潜り込まれて見失いました。当所での産卵撮影は相当に困難です。
♂は何度か現われましたが、♀を探してポイントを移動しているようで狙いのホバリングは殆ど見られずでした。
今回で、今季最後のヤンマになりそうです。

♂ 静止


♂ 飛翔

2014.10.19 埼玉県

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コノシメトンボ 2014<10月>

2014-10-23 | トンボ科アカネ属

<10.18>

赤い飛翔

真っ赤になったコノシメトンボの連結産卵を撮るつもりでいて、毎年終盤のヤンマを追ってシーズンが終わります。
今年こそはと埼玉まで行きましたが、絶滅して全く姿なし。再び快晴の日、横浜の谷戸に出直しました。

水の残る田圃に狙いをつけて飛来を待ちます。正午前に♂がちらほら現われましたが、個体数は少ないようです。
連結産卵は目撃したものの近くに寄れず、今年も撮影できませんでした。

♂ 飛翔 縄張り行動




♂ 静止


交尾態を見たものの回り込めず、葉隠れ。

交尾態


♀ 静止 日当たりのよい午前の林縁にて

2014.10.18 神奈川県

赤くなる前、真夏の♂です。

♂ 未成熟 静止

2014.8.4 千葉県

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マダラヤンマ 2014<10月>

2014-10-20 | マダラヤンマ

<10.11>

終盤の交尾態

栃木のマダラヤンマです。前回は殆どホバリングが見られず、気力が失せてしまって1ヵ月以上が経過しました。
♂があまり飛ばない終盤、確率は低いものの♀の出現に賭けました。快晴で最高気温24℃、まずまずの天候。
道中、飛び交うアキアカネやノシメトンボの連結態を見つつ10時前に到着。翅の傷んだ♂が止まっていました。
今季は出現期が早かったので心配でしたが、まだいることはいることが分かり、後は♀を待つのみです。

約1時間後、樹上から交尾態が葦原に降下して見える所に止まりました。♂が梢にいた♀を捕えたようです。

交尾態


揺れる不安定な枯れ草に水平に近い止まり方。この着地は一時的なはずです。焦りつつも、恐る恐る接近します。
しかし、どうしても手前の草被ります。♀がバランスを崩して飛ぶまで2分が限界でした。♀は青色型です。



結局、♀は単独では現われませんでしたが、♂が連結して連れて来てくれました。♂の静止の目撃は3回のみ。
この時期になるとホバリングはまず期待できません。♂は池間を移動したり、林で探雌していました。

♂ 静止

2014.10.11 栃木県

前回の9月初旬、ホバリングする♂です。

♂ 飛翔



2014.9.6 栃木県

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