ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オオトラフトンボ 2023<5月②>

2023-05-30 | ・オオトラフトンボ

<5.28>

4年ぶり

1回でオオトラフトンボの卵塊造りが撮れるはずはなく、前回、環境を大方把握できた長野の池に出直しました。
翌日から雨、曇天で気温も程々の予報なので決行したところが、晴れて前週同様の炎天下。最高気温は28℃。

狙ったポイントを探索して草のなかで卵塊を形成する♀を発見。撮れない場所でしたが運よく外に出てきました。
卵塊が大きくなる前に飛び草のなかに消えるまで17秒間。♂が追っていたようで相当警戒していた様子でした。
一瞬でしたが4年ぶり、卵塊造りは運次第であることを改めて痛感しました。気温が上がり目撃はこれのみです。

10時45分頃 草のなかで卵塊の形成を開始した♀が外側に出てきた


卵塊はこれまでで飛ぶ


♂は前週より不活性で、14時頃に風が吹いてから数頭が飛び始めました。同じような写真になるのは仕方なし。

♂ 縄張り行動


黒化が進行した個体 風が吹いて珍しくホバリングを見せた




前週、大盛況のホソミオツネントンボは、午前中目立たずピークを過ぎたと思っていると午後から急増しました。
交尾、産卵がさらに活性化している状態です。一体どれだけ生息し、いつまで生殖行動が続くのか。

<ホソミオツネントンボ> 連結産卵


交尾態と♂

2023.5.28 長野県

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アオハダトンボ 2023<5月>

2023-05-29 | ・アオハダトンボ

<5.26>

久々の撮影

アオサナエの産卵待ちの河川中流域では無数のアオハダトンボが飛び交っていました。何年ぶりか久々の撮影です。
正午頃に集中して生殖活動をするトンボですが、ここでは産卵と♂のアタックが夕方まで続いていました。

縄張りの♂




交尾態 個体数の割に目撃は少ない




産卵 後方は警護の♂


産卵 すぐ中断する♀が目立つ








潜水産卵

2023.5.26 埼玉県

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アオサナエ 2023<5月>

2023-05-28 | サナエトンボ科アオサナエ属・ホンサナエ属

<5.26>

♂が多過ぎて

3日前の豪雨による増水が心配でしたが、例年出遅れがちになるので早めにアオサナエの産卵撮影に行きました。
薄曇りの24℃でまずまずの天候でしたが、川のなかで4時間待機した割に成果は今一。♂が多過ぎます。

正午前後にポイントに4♀が飛来して3♀が即刻♂に捕捉され、撮影できたのは唯一最後まで産卵した1♀のみ。
約40秒間の産卵でこの日の最長。その後、数回♀が飛来しましたが♂に追われて殆ど撮影不能でした。

12時10分頃の産卵 落着いて産卵したのはこの♀のみ








14時40分頃の産卵 何度も卵塊を落としたが動きが激しくヒットせず


縄張りの♂ 5♂以上が一斉に飛び回る時間帯がありバトルを展開していた







2023.5.26 埼玉県

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サラサヤンマ 2023<5月②>

2023-05-27 | サラサヤンマ

<5.25>

水浸し

サラサヤンマの生殖活動が活発になる頃ですが、2日前の豪雨によって湿地は想定した以上に酷い水浸しでした。
♂が極端に少なくどうなることかと心配しましたが、♀は順調に現われて水のない場所で産卵基質を探します。
しかし、3♀が少ない♂に極めて効率よく次々に捕捉されました。2♀は産卵前でした。交尾態は行方不明です。

1♂のみになってから、縄張りから離れた朽木に着地した♀が悠々と産卵。晴れたり曇ったりで現地は23℃。

13時頃の産卵 4番目に飛来した♀ 途中2回飛んでも同じ朽木に戻って約18分間留まった












12時45分頃の産卵 3番手で飛来した♀ 前の2♀が捕捉された後で漸く約3分間産卵 


枯葉が邪魔して飛立ったところ♂に捕捉された


日が射すとホバリングを始める♂






短いホバリングで度々静止



2023.5.25 埼玉県

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アサヒナカワトンボ 2023<5月>

2023-05-26 | カワトンボ科

<5.24>

接近しての産卵警護

2日間雨の後の晴日ですが、週間の気温の高低差が大きくトンボの活動状況の予測が極めて困難になっています。
例年の小川のヤマサナエの産卵の様子見に行くと、時期がやや早かったのか♀は現われず♂も不活性でした。

アサヒナカワトンボも殆ど見ない状況下、3♀が単独で飛来して産卵。♂が接近して警護する2例を目撃しました。
現地は20℃前後で推移しましたが、湿度が30%に届かず体感はかなり低い日でした。

交尾態 産卵中の♀を橙色翅型の♂が捉えた


交尾解除後♀は直ちに同じ場所で産卵を再開 ♂も移動せずに警護




別個体 こちらも♂が接近して産卵警護


約20分後に♂は飛び去る



2023.5.24 神奈川県

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