ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

グンバイトンボ 2024<6月>

2024-06-21 | ・グンバイトンボ

<6.20>

初めての水路にて

長年行っていない栃木のグンバイトンボ。知人が昨年に生殖行動を目撃していた水路を案内してもらいました。
ところが、水位が高く産卵適所が見当たりません。かねて知られた生息地に移動すると、ここも1♂の目撃のみ。
13時半頃、諦めて本流に向かう道中の3ヵ所目の水路で♂数頭を目撃して、2対の連結産卵に巡り会いました。
行く時期が少し早かったようですが、ポイントは年々変わります。当地域では健在で何より。最高気温30℃。

連結産卵 産卵場所は水路の1ヵ所に限られた 早く到達すれば交尾態の撮影もできたか




一方の連結態の♀は体色が異なる






1時間半以上の連結産卵後、単独産卵する♀




産卵ポイント付近に2♀が静止していた 産卵後なのか不明


♂が接近すると交尾拒否行動をして、飛び去らずに再び静止 よく見るパターンで何故留まるのか不思議


何度も交尾を仕掛けていた♂


草叢の若い♂





2024.6.20 栃木県

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グンバイトンボ 2019<6月>

2019-06-15 | ・グンバイトンボ

<6.13>

行った日次第

東濃のグンバイトンボです。過去2年は減少した印象でしたが、10時過ぎには多数の♂が飛び回っていました。
同じ時期の同じような天候でも活動状況が異なり、結局は行った日次第です。梅雨の晴れ間で最高気温29℃。
11時頃、飛んできた交尾態が不安定な葉先に一旦止まって、移動しました。3年ぶりの交尾撮影です。

交尾態 交尾時間は約25分間


移動後






数日間の雨で流れが速く、どこで産卵するのか追っていると、同時に飛来した連結態が先に産卵を始めました。
水面に浮いていた穂先で、しばらく2対が並んで産卵。日当たりのよい場所を好みます。

連結産卵







産卵休止


午前中は同時に4対が産卵しましたが、正午を過ぎると1対になりました。殆ど流れのない澱みでの産卵です。

13時頃の連結態




そろそろ終わりかと見回ると、13時45分頃に再び交尾態を発見。日が射したり曇ったりの状況でした。

交尾態




強風に煽られて移動


発見してから約15分後、再度移動して交尾を解きましたが、産卵に向かう気配がありません。

連結態


約2分かけて再び交尾を試みる


交尾失敗


交尾態 


約14分間後、交尾を解いて今度は産卵に向かいますが、何度も止まり産卵開始までやや時間を要しました。

連結態 飛翔


連結産卵








♂ 静止






♀ 静止



2019.6.13 岐阜県

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グンバイトンボ 2018<6月>

2018-06-17 | ・グンバイトンボ

<6.14>

交尾成らず

岐阜のグンバイトンボも5年目。小川の水量が多くやや環境が変わりましたが、産卵場所のわんどは健在でした。
昨年と比べて♂の数がかなり多く、生殖活動が活性化しそうな雰囲気です。快晴で最高気温は29℃。
流れの数10mの範囲に10頭以上のヤマサナエが縄張り中で産卵を期待しましたが、♀は現われませんでした。

さて、交尾態を撮らないと来た甲斐がなく、まずは♀を探します。幸先よく2♀を見つけ、後は交尾を待つのみ。
ところが、交尾拒否の連発。15時まで止まったままでした。生殖活動にはまだ時期が早かったようです。
これに拘って他の個体を見つけられず、2年連続で交尾撮影を逸しました。まずは暗がりにいた♀の様子から。

♀ 静止


♀同士の小競り合いが見られましたが、場所は移動せず、♂が接近すると2♀同時に交尾拒否の体勢になります。

交尾拒否


♂が連結を仕掛けると飛び回って逃げますが、結局は元の場所に戻ってきます。

♀ 飛翔 交尾拒否




♀ 静止 クリーニング行動


13時頃、どこで交尾していたのか最初の連結態が飛来して産卵を開始。時間差で3対が現われました。

連結産卵












連結態 産卵休止




産卵後 連結を解いた♀




わんどにしばらく留まっていましたが、単独産卵には至りませんでした。



♂ 静止 縄張り行動












同じ流れにオジロサナエが時々姿を見せました。羽化のピークは過ぎていたようです。

<オジロサナエ> ♂ 未成熟


♀ 羽化直後

2018.6.14 岐阜県

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グンバイトンボ 2017<6月>

2017-06-18 | ・グンバイトンボ

<6.15>

1対の産卵

梅雨入り宣言はされていても、東海地方は時期的に珍しい連日の晴天。恒例のグンバイトンボに行きました。
小川の草叢に踏み込んだ途端、羽化したオジロサナエが次々に飛立ちました。当所で初めて見る光景です。
さて、成熟♂はそこそこいますが、♀が見つかりません。過去3年撮影している交尾態を目撃できませんでした。
分散している気配はあるものの、例年のわんどで産卵を待ちます。14時頃になって漸く連結態が飛来しました。
干渉する♂もなく場所を変えて悠々と産卵。昨年同様目撃は1対、見逃していたらと思うと冷や汗ものでした。
最高気温は31℃まで上昇。暑過ぎたのかも。

連結産卵











連結態 産卵移動


連結態 産卵休止


♂ 静止









2017.6.15 岐阜県

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グンバイトンボ  2016<6月②>

2016-06-22 | ・グンバイトンボ

<6.15 >続編

少ない産卵(午後の部)

待機したポイントで、午前中のグンバイトンボの連結産卵はゼロ。午後に期待したものの1対に終わりました。
昨年は、正午前後をピークに14時過ぎまで多数の連結産卵を見ています。小川の澱みに変化はなく不可解です。
一方、午前の様子から半ば断念していた交尾態ですが、妙な展開もあって2対を撮影できました。

12時半、漸く連結態が飛来して産卵を開始しました。5分程で産卵を止め、水辺のツルヨシに止まります。

連結産卵


静止した連結態


しばらく見ていると交尾を始める様子。移精行動はせず、何度も失敗しながら約3分かけて交尾態になりました。
交尾未済であったか、再交尾なのか不可解な行動でした。



交尾失敗


再度試みる


交尾態 




交尾は約30分間に及び、その後、再び連結産卵を始めました。

連結産卵




産卵移動


連結産卵


約1時間の連結産卵後、産み足りないのか単独産卵を始めます。一時休止しながら30分以上続きました。

♀ 単独産卵










近くに止まっていた警護の♂が様子を窺って飛ぶと、交尾拒否の姿勢を見せる


待機場所では他の連結態の飛来はなく、これを逃していたら産卵撮影ができずに終わるところでした。
時期が早いのか日が悪いのか分かりません。別の場所で2対を目撃していますが、草陰に潜って撮れていません。

交尾態は他に1対撮影。14時前、草叢の♀を縄張りの♂が連結し移精した時、別の♂に干渉されて飛びました。
見失って近くを丹念に探し、交尾態を発見しました。

交尾態




強い風が吹いて移動



2016.6.15 岐阜県

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