ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オナガサナエ 2023<8月②>

2023-08-12 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<8.8>

早い時間から

今季はヒメサナエの産卵に縁がなく、オジロサナエは外せないと何度か行きましたが、これも空振りの連続でした。
結局、前回から2日後のオナガサナエの産卵撮影です。朝方の雨で湿度が上がって蒸し暑く、川は少々増水気味。
曇天で、早くも16時過ぎから数頭が産卵して大いに期待したところ、17時を過ぎると飛来せず拍子抜けでした。
その後17時半からの10分間に産卵が集中してチャンス到来。薄暗くて姿が見え難く以後は確認していません。

16時10分頃 まだ明るいうちに飛来した♀ この時点で33℃


16時半頃 2分20秒間の長い産卵 しばし上から撮影






卵塊が大きくなる前にぽたぽた落下させていた




別個体 約40秒間の産卵


少し離れた場所に現われた♀ 10秒程で飛び去る


♂の目撃はこれのみで10分程で姿を消す


17時頃から約30分間はまったく産卵しませんでしたが、♂が去ると4♀が続けて飛来。気温は31℃に低下。
狙いは卵塊の落下ですが、写し込むのはタイミングの運次第。後で見てがっかりすることが殆どです。

17時30分頃 水面すれすれで産卵する♀






17時40分頃 通常パターンの水面から数10㎝の高さで産卵






最後に複眼と卵塊の双方にピントがきた

2023.8.8 埼玉県

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オナガサナエ 2023<8月①>

2023-08-10 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<8.6>

猛暑日の夕方

猛暑日でも夕方には産卵に来るオナガサナエですが、道中が異常な高気温ではおいそれと行くことができません。
気温が低下する日を待って行きましたが、予報に反し最高気温36℃。各所で発生した雷雨は運よく免れました。
17時を過ぎてから♀が飛来。大半の産卵は50秒から1分間、卵塊が大きくなる前に落とす個体ばかりでした。
当所ではあまり見ない♂が3頭現われた影響なのか動きが激しく、1♀は産卵前に交尾態で上空に消えました。

17時40分頃 産卵ピーク時の♀ 猛スピードで飛び回って産卵場所を定めるとホバリングを始める






17時50分頃




翅がかなり損傷した個体も見られ、ピークは過ぎている様子


縄張り占有の♂






護岸で静止する♀ 産卵することはなく、何のために流れに来たのか疑問

2023.8.6 埼玉県

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オナガサナエ 2022<8月>

2022-08-11 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<8.6>

出が悪い

ヤブヤンマの池を後にして2時間程かけて移動。猛暑と大気不安定で敬遠していた3週間ぶりのオナガサナエです。
約2時間待機して産卵の目撃は2♀。物足りませんが、2頭目が大きな卵塊を造ったので気分よく帰還できました。
度々の雨で川はやや増水したまま。夕方は曇天で27℃、最高気温と変わらず。

最初の♀は16時10分頃に飛来して約50秒間の産卵。卵塊がある程度の大きさになると振り落としていました。
まだ明るいと判断してストロボなしの撮影に拘りましたが、曇天下で見た目より暗く読みが甘かったようです。

♀ 産卵






次の♀は17時20分頃、飛来から飛び去るまで約1分30秒のやや長い産卵で卵塊が落下したのは2回。
最初に形成した卵塊はこれまで見たなかで最大級の大きさです。かなり暗くなりストロボなしでは撮れません。

ホバリングして卵塊形成を始める


15秒後


20秒後


25秒後


40秒後 卵塊が大きくなると前後に動く


50秒後 落下直前で腹部が微妙に動いている


再び卵塊を形成




2回目は20秒で卵塊が落下


20秒程ホバリングを続けた後、打水して飛び去る

2022.8.6 埼玉県

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オナガサナエ 2022<7月>

2022-07-26 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<7.23>

大暑(その2)

15時でオジロサナエを断念して、夕方のオナガサナエの産卵撮影に移動。最初の産卵は16時40分頃でした。
川がやや増水しているなかで3♀が飛来。2♀はコオニヤンマが捕食しようと追い回し落着いて産卵できません。
撮影したのは1♀で約1分間の産卵行動でした。気温はあまり下がらず17時で32℃。

♀ 産卵







2022.7.23 埼玉県

約2週間前に撮影した静止する♀です。

林縁にいた若い♀

2022.7.10 埼玉県

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ミヤマサナエ 2022<6月>

2022-06-05 | サナエトンボ科オナガサナエ属・ミヤマサナエ属

<6.1>

羽化の盛り

コオニヤンマの羽化撮影が一段落して他を探していると、午後になってミヤマサナエが次々に上陸してきました。
成虫は滅多に見ないのに羽化には度々遭遇します。当所では4月下旬にも目撃しましたが、今が盛りのようです。
付近ではオジロサナエも数頭が羽化していましたが、ミヤマサナエの個体数が断然多い状況でした。
発見時、脱出途上の♂とその近くで定位した♀の羽化の正午過ぎから13時前までの様子です。

♂ 羽化 12時12分頃 後肢が抜ける前


12時14分頃 休止 休止期は約7分間




12時20分頃


12時21分頃 脱出 16秒で完了






同 翅の伸長


12時25分頃


12時35分頃


12時53分頃 腹部の伸長


以下、♀の羽化です。上陸して上の♂の近くで定位、踏まないように気を遣いながら♂と交互に撮影しました。

♀ 羽化 12時10分頃 定位


12時13分頃


12時15分頃 裂開


12時16分頃


翅が抜ける


12時20分頃 休止 休止期は約7分間


12時24分頃


12時27分頃 脱出 3秒で完了






12時31分頃 翅の伸長


12時34分頃


12時49分頃 腹部の伸長


冒頭の♂は裂開を始めてからの撮影でしたので、定位を見つけた別の♂のシーンを抜粋しておきます。

♂ 羽化 裂開






脱出




水辺から3m以上離れた草叢で羽化していた♀です。これ程移動する個体がいるとは知りませんでした。

♀ 羽化

2022.6.1 埼玉県

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