ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヤブヤンマ  2016<7月④>

2016-07-31 | ヤブヤンマ

<7.30>

暗い池

ヤブヤンマの探雌行動を撮影できそうな池を探していますが、なかなか見つかりません。この日も失敗しました。
結局、前々回に行っている多摩方面の暗い池を再訪です。最高気温は34℃、暑くなりました。
他を回ったので到着は13時前。1♀が産卵中で、数分後に次の♀が入り2♀が石の苔にしばらく並んで産卵。

♀ 産卵 左が先に入った♀で直後に飛び去る 右の♀は複眼に青みがある




産卵は前回までに十分撮影したので狙いは飛翔、落着くと産卵移動しても一瞬で着地するので撮り損ないます。
飛来して間もないうちは、産卵場所を見極めるホバリングがよく見られます。後から来た♀の飛翔です。

♀ 飛翔








この♀は2時間10分間に亘って産卵。これまでの産卵時間の最長記録を更新しました。

♀ 産卵












到着時から約25分間産卵していた最初の♀です。今季は青みのある複眼の♀ばかり見ましたが、通常の緑色。







2時間程の間に2♂が探雌に入りましたが、猛スピードで池を飛回り、撮影対象になりません。
例によって産卵中の♀に気付かないのか樹木の間を探し回って飛び去ります。1♂がしばらく梢に止まりました。

♂ 静止



2016.7.30  東京都

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ネアカヨシヤンマ 2016<7月⑤>

2016-07-31 | ネアカヨシヤンマ

<7.29>

産卵休止

昨日、関東で漸く梅雨明け宣言。10日ぶりにネアカヨシヤンマの撮影に行きました。相変わらず♂を見ません。
1頭が産卵すると他の♀も飛来しますが、草に潜り込まれてばかり。接近すると産卵を中断して飛び上がります。
産卵していた場所のすぐ上の枝で休止する様子です。最高気温33℃。

♀ 静止 産卵休止


しばらくして移動。産卵を中断すると妙な角度で止まる姿を見かけることがあります。



再び休止。警戒心が強いものの産卵意欲は旺盛の様子。すぐ下にある朽木を気に入って同じ場所に降ります。
産卵前に見せた準備行動のような一連の動きです。









殆ど見通せない場所にある朽木に産卵


産卵後の休止




別個体の産卵です。

♀ 産卵









2016.7.29  埼玉県

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ハネビロエゾトンボ 2016<7月>

2016-07-30 | ・ハネビロエゾトンボ

<7.24>

生殖活動が活発

ハネビロエゾトンボの季節到来。栃木の生息地に行くと、生殖行動が活発な日に当たりました。最高気温28℃。
産卵待ち時間の有効活用、飽きもせず今年も撮影した縄張り♂のホバリングです。自然光での撮影から。

♂ 飛翔














以下はストロボ使用です。













♀は、多数の縄張り♂の隙を突いて流れの様々な場所に現われました。飛来しても落着かず激しく動き回ります。
産卵を5回目撃して、うち3回は直ちに♂に捕まって交尾態で樹上高く消えました。

♂がノーマークの明るい所で産卵する♀です。終了するまで♂に見つからず約4分間産卵。打水は外してばかり。

♀ 産卵












産卵を始める前に♂に捕まった♀です。♂の動きも視野に入っていましたが、連結の瞬間はピンボケ。







一番の産卵ポイントの暗い場所に産卵にきた♀です。2分程で♂に捕まりました。


2016.7.24 栃木県

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カトリヤンマ 2016<7月>

2016-07-29 | カトリヤンマ

<7.24>

未成熟が集まる林

カトリヤンマの未成熟が集まる栃木の林、今年も見に行きました。この時期、様々な成長過程の個体が見られます。
踏み込むと樹上に飛ぶので、暗がりのぶら下がりを慎重に探します。個体数が多く面白いように見つかりました。

♀ 未成熟 2♀が接近して静止


こちらも2♀ 左はかなり成熟が進んでいる




♀の未成熟を成熟度の低いとみられる個体から順に。









ほぼ成熟




♂の未成熟を成熟度の低いとみられる個体から順に。

♂ 未成熟 静止










ほぼ成熟





2016.7.24 栃木県

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アオヤンマ 2016<7月②>

2016-07-28 | アオヤンマ

<7.23>

名残の交尾態

終盤のアオヤンマ。2日間雨で低温の後、最高気温26℃の絶好の気象条件下、前回より活性がありました。
後がない時期のためか次々に交尾が成立し10対以上を目撃。こうなると撮りやすい位置で交尾態が見られます。
一方、何度か葦原に入る♀はすぐ♂に捕まってしまい産卵撮影は諦めモード。今季は断念するしかないようです。

交尾態


角度を変えようと油断して接近 高い梢に飛ばれる


交尾してから離れるまで見届けた個体です。交尾時間はやや長く57分でした。





今回も交尾崩れの連結態を撮影。交尾を解いて飛立つまで1分30秒と長かったものの思う位置から撮れません。

交尾後の連結態




探雌行動中に葦原で一時休止した老熟した♂

2016.7.23 東京都

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