ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

スナアカネ 番外編

2023-12-28 | アカネ属番外編

飛来種

今年は全国各地でスナアカネが多数目撃されたようです。神奈川にも飛来したことを知らず、偶然出会いました。
飛来種にはあまり執念がなく、以前、オオキトンボ撮影の道中に兵庫に寄ったくらいで、その時は空振りでした。
近場となれば話は別、10月下旬から11月中旬まで何日か通いましたが、生殖行動の目撃は初回のみです。

11月上旬の♂ 当所では石ばかりに静止 日が高くなると止まっては戻るパターン














岸近くでホバリングした若い♂ 何故か後ろ姿しか撮れない 


11月中旬の♂ 数日間冷え込んだが、まだ見られた


同 老熟♂




交尾の目撃はありませんが、初日に2回、連結産卵を確認。♀が白く見えるので識別は可能でも、いかにも遠い。

10月下旬の撮影 アキアカネの連結産卵が多く池の中央に追われてしまい、撮れたのはこれのみ

2023.10~11 神奈川県

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マイコアカネ 番外編

2017-11-30 | アカネ属番外編

減少したアカネ(その3)

減少したアカネの最終回はマイコアカネ。生息地が限られるので、全般の減少傾向を把握しているわけではありません。
以前は、確実かつ多数の個体が見られた場所で2年前に急減しました。

同じく局地的に生息するヒメアカネにしてもそうですが、知る限りでは減少した場所で目立つのはマユタテアカネです。
同種は広範囲に亘って見られ、関東で減少したとの印象はありません。

交尾態

2011.10 栃木県真岡市


2012.10 栃木県真岡市


2013.10 栃木県真岡市


2014.10 栃木県真岡市

連結産卵 池端で打水産卵する個体








連結産卵 水溜りで打水産卵する個体



2011.10 栃木県真岡市

7月中旬、8月中旬の未熟期間の個体です。

♀ 未成熟 静止 7月中旬、池端にいた個体



2009.7 栃木県真岡市

♂ 未成熟 静止 8月中旬、池近くの林縁にいた個体






♀ 未成熟 静止 同上

2009.8 埼玉県さいたま市

9月中旬以降から10月の個体です。

♂ 静止

2010.9 栃木県真岡市

捕食

2011.10 栃木県真岡市




2013.10 栃木県真岡市




2014.10 栃木県真岡市

♀ 静止



2014.9 千葉県印西市

産卵後の老熟個体

2014.10 栃木県真岡市

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ノシメトンボ 番外編

2017-11-19 | アカネ属番外編

減少したアカネ(その2)

減少したアカネの2回目はノシメトンボ。アキアカネ、ナツアカネとともに、関東で最も普通に見られるアカネです。
狙って撮影に行くわけではないものの、年々見る機会が減っているように感じます。集団でいることは殆どありません。

10年前の7月初旬、都区内臨海部の公園の林内を歩くと、あちこちに未熟個体がいて驚いた記憶があります。
秋になって、多種、多数のアカネが生息する栃木の公園に行った時は、これでもかという程生息していました。

交尾態

2012.9 長野県上田市


2012.10 栃木県真岡市


2013.10 栃木県真岡市

典型的な産卵場所、岸辺からやや離れた草叢で打空産卵する連結態です。草叢に入り込まれずに撮影できました。

連結産卵








放卵


連結を解いた瞬間


単独産卵に移行 ♂の警護は殆ど見られず





2011.9 栃木県真岡市

アキアカネが好んで産卵する池端の水溜りに飛来、周りの草に産卵する個体です。

連結産卵







2011.10 栃木県真岡市

連結産卵 池端の草叢で産卵

2013.10 栃木県真岡市

連結産卵 産卵場所を探す連結態 ここは通過



2014.10 栃木県真岡市

6月の未熟期間の個体です。羽化後間もない個体には新鮮で独特な美しさがあります。

♂ 未成熟 静止 6月中旬、池端にいた個体


♀ 未成熟 静止 同上

2009.6 千葉県野田市

♂ 未成熟 静止 6月下旬、池近くの林縁にいた個体




♀ 未成熟 静止 同上



2010.6 群馬県館林市

成熟した秋の個体です。♂は渋い暗赤褐色。9月中旬から10月に撮影しています。

♂ 静止





2008.9 栃木県真岡市


2012.10 栃木県真岡市

♀ 静止

2008.9 栃木県真岡市




2011.9 栃木県真岡市


2013.9 千葉県印西市


2014.9 千葉県印西市

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アキアカネ 番外編

2017-11-07 | アカネ属番外編

減少したアカネ(その1)

10月はやたら雨天の日が多く、中旬からは冷え込みがきついうえ台風の連続。好天の日も外ればかりでした。
11月になって久々に晴渡り、2年前多産していた湿地にヒメアカネを見に行くと2♂の目撃に終わりました。
10月下旬に空振りのキトンボは遠方でこの状況で再び行く気にならず、今季のトンボは断念する方が賢明か。

ところで、個体数の減少が話題になって久しいアキアカネ、関東では今季はとくに見かけないように感じます。
何だアキアカネかとレンズを向けない存在ですが、これだけ少ないと心配です。過去の画像を探してみました。

交尾態

2007.10 神奈川県横浜市


2009.9 栃木県真岡市


2012.9 栃木県真岡市


2012.10 栃木県真岡市


2016.9 長野県上田市

池端の水溜りでの連続打水産卵です。この頃は10月になると次々に産卵に飛来していました。

連結産卵













2011.10 栃木県真岡市




2012.10 栃木県真岡市

♀ 単独産卵





2011.10 栃木県真岡市

♀ 単独産卵 腹部背面が赤化した個体



2013.10 栃木県真岡市

休耕田での連続打泥産卵です。アキアカネらしい産卵光景。

連結産卵







2015.10 東京都町田市

平地で羽化した個体が高山に移動して未熟期間を過ごし、成熟して涼しくなる頃に山から降りてくるまでの過程です。

♂ 羽化直後 6月下旬、田植前の水田で羽化

2013.6 東京都八王子市

♂ 未成熟 静止 6月下旬、平地にいた個体

2009.6 千葉県野田市

♂ 未成熟 静止 7月下旬の高原

2010.7 群馬県草津町

♂ 未成熟 静止 8月中旬の高原


♀ 未成熟 静止

2010.8 長野県佐久穂町

♂ 静止 9月上旬の高原 腹部が赤くなってきている




連結産卵 9月上旬にムツアカネのいる池で産卵する個体



2012.9 長野県佐久穂町

秋になり平地に戻ってきた個体です。9月中旬から10月に撮影しています。

♂ 静止

2011.9 栃木県真岡市


2012.10 埼玉県長瀞町

♀ 静止

2012.10 栃木県真岡市


2012.10 埼玉県長瀞町

♀ 静止 腹部背面が赤化した個体

2008.9 埼玉県長瀞町


2011.9 埼玉県飯能市


2012.10 栃木県真岡市


2012.10 埼玉県長瀞町

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ムツアカネの記録<2012.9 長野県>

2014-09-10 | アカネ属番外編

峠のムツアカネ

2010年8月、まだ見ぬムツアカネを探しに信州に行きました。目指す峠を登り詰めると一帯が濃霧の世界。
急激に気温が下がってトンボどころでなく、引き返すしかありませんでした。

12年9月、2年前と同じルートを辿りました。標高が上がるにつれて雨になり、次第に雨足が強くなりました。
再度の断念を覚悟しましたが、頂上付近は降っていません。晴れることを期待して峠の池に向かいました。
池には大量のアキアカネがいて、ムツアカネはちらほら見られる程度でしたが、交尾態を見つけました。

♂ 静止

♀ 静止

交尾態


正午近くにタイミングよく日が射し始めると、次から次に連結態が現われて池岸の泥土で産卵を始めました。

連結産卵










疲れた♀はへたり込んでしまいます。








2012.9.3 長野県  

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