ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

マダラヤンマ 2023<9月②>

2023-09-26 | マダラヤンマ

<9.24>

漸く秋の気配

3日前から最高気温が30℃を下回って漸く秋の気配が感じられるようになり、マダラヤンマには丁度よい気候。
♀がまとめて出てくることを期待して信州に出直しました。朝方は急に冷え込み13℃、最高気温は25℃。
到着時9時半は19℃でも♂が飛んで安心した一方、♀の目撃は高気温の12時半から30分間に限られました。
♀は期待どおり出現して4対の交尾態を確認したものの、2対以外は撮影不能の位置でした。

12時45分頃 林から飛来した交尾態 約3分間で飛び再び水辺を離れた






上の交尾態が水辺に戻るのは見逃しましたが、見失ってから約10分後、ガマの群落のやや奥に交尾態がいました。
♀は同じ個体ですが♂が入れ替わっているようです。交尾を解除した直後に別の♂に捕捉されたものと思われます。
風に煽られて1分程で飛んでしまい、その後は行方不明でした。

13時頃の交尾態 ♀は斑紋が一致していて上と同一個体 ♂は前額に傷があり別個体


13時頃、ガマの群落の奥から連結態が飛び出し、10m程飛んで連結を解くと♀は直ちに産卵を開始しました。
何時ものことながら、まともに撮れる場所ではなく、暗闇に光が差し込み姿を捉えるのに苦労しつつ一応撮影。

緑色型♀が移動せずに後向きのまま約10分間産卵 最後に方向転換して飛立つ直前


静止の♂です










何故か安定したホバリングをする♂は殆ど見られず、好天候にも拘わらず夕方の活動はありませんでした。

10時頃、ホバリングする♂



2023.9.24 長野県

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マダラヤンマ 2023<9月①>

2023-09-21 | マダラヤンマ

<9.18・19>

4年ぶり

この時期、毎年2、3回行くことにしている上田のマダラヤンマ。19年を最後に交尾態が撮影できずにいます。
30℃を超えると♀が入らず、探雌も不活性になることは分かっていながら、待ちきれずに2日連続で行きました。

2日とも最高気温は予報より高い34℃。交尾の目撃は初日の17時以降に2対、2日目の16時半に1対でした。
いずれも28℃に気温が下がってから。2日目に漸くガマの群落の外側に止まって、4年ぶりに撮影できました。
15時頃に探雌が活性化しますが、暑い日が続いて♀の飛来は極端に早い時間で、交尾も早朝に集中するようです。

交尾態で池に飛来して約10分で交尾を解いた 林で交尾していた模様








♀は青色型 腹部第3節まで黄色で青みがない珍しい個体


交尾解除とともに♀は激しく動いて一瞬で連結を解いて猛スピードでガマの林に姿を消しました。

静止する♂










夕方のホバリング 16時を過ぎて飛び始めた












朝のホバリング 8時半頃の短時間





2023.9.19 長野県

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マダラヤンマ 2022<9月②>

2022-09-27 | マダラヤンマ

<9.25・26>

2日間の待機

台風一過を待ち、再び上田のマダラヤンマの交尾狙いで行きました。晴天、最高気温27から28℃でまずまず。
今季は遅れ気味で、この時期に2日続けて待てば外すことはないはず。ところが、3年連続で撮影できずに終了。
天候が回復したのは前日の午後、14時頃に交尾態の静止が見られたようで、3日間でその1例ということです。
♀が極端に少なく、2日間とも14時頃に入った1♀の目撃のみ。相当運がないと交尾撮影ができない状態です。
溜池の水抜きで水位が50㎝以上低い環境下ではありますが、今季の個体数の減少は否定できません。

初日の♂の活動状況です。9時半から17時の観察。何時になく不活性で♀の飛来時に不在では話になりません。
静止の個体数は目立ちましたが、夕方になってもホバリングを見ませんでした。

前回撮っていない静止 同じ一角に3♂が待機して度々ガマの群落の外に出て止まる 












ガマのなかを移動する♂ ホバリングは殆ど見られず

2022.9.25 長野県

2日目は8時から15時半までの観察で♂はさらに活性なし。1♂のホバリングが見られたのは8時台でした。
午後になると探雌行動が一段と不活発になり、静止する個体も少ない状態でした。

ホバリングする♂ 朝の気温は20℃






ガマの外側に出て静止する♂は午前中も殆ど見られず

2022.9.26 長野県

<オナガサナエ> ♀ 当所では同種の他、休止に来るミヤマサナエも時に目撃する



2022.9.25 長野県

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マダラヤンマ 2022<9月①>

2022-09-18 | マダラヤンマ

<9.15>

食傷気味

マダラヤンマの季節到来。気温が下がって晴天の予報の日を待ち、今年も慣れ親しんだ上田の溜池に行きました。
しかし、当地の天候は独特で行かないと分からず、午前中は曇り空、午後に日が射すと30℃超えになりました。
♂の活性がなく、気温が上がって静止する個体も少ない状態。交尾態は1対のみの目撃で撮影できませんでした。
生殖行動は日替わりで何ともいえませんが、原因が時期でなくこの池に入る♀が減っているならば気懸かりです。

結局、初回はホバリングのみで終了。いささか食傷気味ですが、ホバリングを見ると条件反射で撮影します。

曇天下、30分以上同じ一角でホバリングした♂








11時半頃 日が射して3分程のホバリングを見せた♂ 








16時頃 夕方のホバリングも活性なし 






溜池では個体数は少ないもののマイコアカネが生息しています。

<マイコアカネ> 気温上昇で倒立する♂ ♀は目撃せず

2022.9.15 長野県

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マダラヤンマ 2021<9月②>

2021-09-26 | マダラヤンマ

<9.24>

6日連続の外れ

前回から3日後、再び信州のマダラヤンマです。前2日は気温が高く、この日は気象条件が絶好で25℃で推移。
交尾態を撮りたい一心で行きますが、目撃は1対で撮る前に飛びました。昨年から6日連続の信じがたい外れです。
同じ外れでも今季は交尾態を見ること自体が極端に少なく運がないだけではないムード。今季はこれにて諦めます。

♂の活性はまずまずでした。15時前、3日目にして漸く安定したホバリングが見られ、時間潰しにはなりました。

♂ 飛翔 稲刈り後の田圃を背景にホバリング






天気は上々


探雌行動






安定して長いホバリング



2021.9.24 長野県

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