ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

アキアカネ 2021<10月>

2021-10-31 | トンボ科アカネ属

<10.30>

少ないか遅れているか

2日前、横浜の田圃にアキアカネの様子を見に行くと、極端に少ない状態で連結産卵の撮影ができませんでした。
異変が起きているのか確かめるべく再び行ってきました。前回と同様の秋晴れですが、気温は3℃下がり19℃。

少ないながらも、今回はそれなりに産卵が見られました。生殖行動が遅れてこれからが本番のようでもあります。
産卵は10時半に始まり11時半で終了。水が残るのは田圃の中央が多く撮影できたのは3対のみでした。

連結産卵 打泥産卵













2021.10.30 神奈川県

2日前は、稲刈り前の田圃で午後に少数のナツアカネが連結産卵していました。この日の目撃はありません。

<ナツアカネ> 連結産卵  打空産卵



2021.10.28 神奈川県

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カトリヤンマ 2021<10月②>

2021-10-29 | カトリヤンマ

<10.23>

早くも終わり

カトリヤンマはマンネリ化と言いつつ、産卵が殆ど撮れないままでは心残り。2日空けて同じ湿地に行きました。
雨上がりか、北風の安定待ちかと迷って前者を選択。結果は思った以上に風が強く前回よりさらに不活性でした。
産卵の目撃は数個体、14時半で終了。風の影響というより早くも終わりと認識すべきか。最高気温は18℃。

産卵撮影は辛うじて2♀で最初は13時前の暗い湿地。弱っているようで近づいても逃げず、追跡が可能でした。

♀ 産卵 小さめの個体で産卵意欲は旺盛




約7分間同じ場所で産卵して休止 腹部を曲げて直ちに産卵を再開する様子


約2分後に産卵再開 数ヵ所を移動して約7分間産卵








13時半頃、日当たりのよい湿地で産卵する♀。これ以降の飛来は2♀、前回より減って閑散としていました。





♂のホバリングは日当たりのよい湿地で目撃。今季は時期とタイミングが合って、行った2回とも撮影できました。
12時40分頃の♂です。約8分間のホバリング。前回よりも光線条件は良好でした。

♂ 飛翔 ホバリング












13時過ぎに静止し、引き上げた15時時点でも動きのなかった♂です。強風で飛ぶ気配がありませんでした。

♂ 静止




リスアカネも少なく終盤の様相です。単独で飛来した♀を縄張りの♂が即刻捕え、交尾態で近くに止まりました。

<リスアカネ> 交尾態

2021.10.23 埼玉県

コメント (4)
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カトリヤンマ 2021<10月①>

2021-10-26 | カトリヤンマ

<10.20>

今年もホバリング

これまで10月はカトリヤンマの生殖行動を最優先に撮影してきましたが、何年も続くとややマンネリ気味です。
とは言うものの、この時期ターゲットが限られ、結局20℃超えの晴の日を待って行きました。最高気温22℃。
産卵は強風のためか極端に少なく、日の当たる所に集中。少ない♀を探すホバリングを2ヵ所で撮影しました。

正午直前、予想より早くホバリングが始まり、約15分間、暗い湿地の地面すれすれを飛び回って探雌しました。
しばらくして次の♂が隣接してホバリングを始めると、度々争って追い払い、すぐ戻ってきて縄張り占有します。

♂ 飛翔 ホバリング






約30分後、別の♂がホバリング。約10分して目を離した隙に珍しく♀の捕捉に成功、交尾態で樹上に。









13時直前、日当たりのよい所でホバリングが始まりました。絶好の撮影チャンスも、如何せん日光直撃の状態。







10分程で姿を消し、約15分後に2♂が同時に現われてバトル。多分上の♂が残り、産卵中の♀を襲いました。
捕捉に失敗して姿を消すと、13時半過ぎに別の♂が入れ替わって約10分間ホバリング。これが最後です。






2021.10.20 埼玉県

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コノシメトンボ 2021<10月>

2021-10-24 | トンボ科アカネ属

<10.18>

冷え込む

南関東は今季一番の冷え込み、トンボも終わりが近くなりました。折角の晴天なのでコノシメトンボの撮影です。
静止の交尾態に出会う機会が少なく、交尾態で産卵に飛来する個体を狙いましたが、難易度が高過ぎでした。
気温が低いため産卵は12時15分頃から始まり約30分間でほぼ終了。目撃は一桁でした。最高気温は17℃。

連結産卵
























アオイトトンボの生殖行動が盛りで、ギンヤンマは終盤ですが、緑色が映える綺麗な♀が産卵していました。

<ギンヤンマ> ♀ 単独産卵

2021.10.18 東京都

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ナニワトンボ 2021<10月②>

2021-10-22 | ・ナニワトンボ

<10.15>続編

翅端に褐色斑

昨年の当地で、翅端に褐色斑のある♀を目撃しています。産卵前に連結態で静止していたので判明したものです。
斑は淡色なので飛翔中での判別はまず不可能。今回、多数の♀を撮影しているので改めて画像を検証してみました。
交尾態、連結産卵では見られず、単独産卵の1♀に褐色斑が認められました。意識しての撮影でなく不鮮明です。

♀ 単独産卵 翅端に褐色斑のある個体




同一個体 後方は警護の♂ 連結産卵時は未発見






産卵後休止 この角度からは容易に判別できる


以下、一般的な無斑の♀です。連結産卵からの移行は少ないものの、単独で飛来しての産卵が多く見られました。

♀ 単独産卵








♀ 静止 産卵後休止


縄張りする♂も多数目撃しています。気温が27℃に上昇しても日当たりのよい所ばかりに待機していました。

♂ 静止 縄張り行動











2021.10.15 兵庫県

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